これがフルモデルチェンジ版・新型デリカD:5?三菱がPHEVを搭載する新型D:Xコンセプトを世界初公開!レクサス新型LF-ZCコンセプトが登場

2024-05-05

(続き)レクサスが市販化を目指す新型LF-ZCコンセプトを世界初公開!

続いて、レクサスがジャパンモビリティショー2023にて、2026年に導入予定となっている新世代ピュアEVコンセプトモデルとなる新型LF-ZCを世界初公開しました。

今回発表されたLF-ZCコンセプトは、従来のピュアEVモデル(RZ450e?)よりも2倍の航続可能距離を持つとのことで、更に組立ラインではベルトコンベアを等を使用せず、自分自身で組立に向かうような自律走行技術も搭載されるとのこと。

このLF-ZCコンセプトというモデルは、「Lexus Future Zero-Emission Catalyst」の略で、新世代EVアーキテクチャがベースとなり、ギガキャスティングによって形成されたモジュラー構造を特徴としながら、ボディをフロント・センター・リヤの3つの主要な部分に分割することが可能となっています。


ギガキャスティングとは?テスラに続く新たな取組みと新技術?

このギガキャスティングは、他の自動車メーカーだとテスラが採用していて、レクサスはその構成によりLF-ZCのフロントとリアを構造的に独立させることができ、新しく改良されたバッテリーの迅速な統合が可能になるとのこと。

そして、LF-ZC実現の鍵となるのは、バッテリーやモーター、タイヤ、無線端末のコンポーネントだけで自動車が自律走行し、コンベアを不要にする最先端の自動運転組立ラインで、これにより「生産の自動化をより簡易的」に仕上げていくとのこと。

この他にも、LF-ZCの量産モデルには、角柱構造のバッテリーを搭載する予定で、航続距離の向上(従来のバッテリー式電気自動車の約2倍)と重量の軽減が期待できるそうです。

プリウスでも抗力係数は0.25!LF-ZCコンセプトは0.2未満を目指す!

なおLF-ZCコンセプトのボディサイズは、全長4,750mm×全幅1,880mm×全高1,390mm、ホイールベース2,890mmと大きいながらも、抗力係数は0.2未満にすることを目標としており、これが達成されれば、これまでの量産車の中で最も空力特性の高いモデルとして注目されることになりそうです(プリウスでもCd値は0.25)。

これだけの抗力係数を得るには、大型セダンとエステートを組み合わせたような個性的なスタイリングを持つことが重要だそうで、最低地上高も低くなるとのことですが、そうなると実用面や使い勝手というところでのデメリットも大きくなりそう。

具体的なパワートレインは明らかになっていませんが、新世代四輪駆動システムDirect4を搭載し、RZ450eと同様のステアバイワイヤシステムを搭載することにより「ドライバーとクルマが一体となる魅力的で爽快なダイナミクス」を実現するとのこと。

この他にも、「Butler」と呼ばれるAI技術を活用した高度な音声認識システムも開発されていて、自己学習機能によるソフトウェアのカスタマイズや、新しいArene OSとの連携によりクルマのさまざまな機能や特性をドライバーに合わせてカスタマイズすることができるそうです。

ジャパンモビリティショー2023関連記事

Reference:CARSCOOPS, LEXUS