一体なぜ?一部改良版・ホンダ新型オデッセイが売れていないようだ。少なからず4つの販売店に確認したところ発売後の注文数は「0台」…それなのに納期は半年?
(続き)ホンダ新型オデッセイは、なぜ売れないのか?
引き続き、ホンダ新型オデッセイ(RC5)について見ていきましょう。
この他にも、ホンダディーラーから点検待ちや商談待ちをしているお客さんに、オデッセイについてアプローチしてみたところ、ほぼ全ての方が即答で断っているそうで、購入を検討しない理由としては以下の通り。
◇デザインが新しくない(マイナーでもフルモデルチェンジでもない)
◇エンジンがハイブリッドe:HEVだけなので高く思える
◇四輪駆動[AWD]の設定が無い(雪国にとってはツライ)
◇先進装備や安全装備がステップワゴンよりも劣るのに、価格帯は圧倒的にオデッセイの方が高いのはおかしい
◇内装は古臭い上に、メーターやエアコン類は何も変わっていない
◇3列7人乗りだけにしたら購入層が限られる(3列8人乗りもあった方が良い)
◇価格が480万円~516万円は高過ぎる
◇目新しさが無いミニバンを買うよりも、新型アルファード/ヴェルファイアを買って長期間待っていた方が良い
◇中国製は不安になる
お客さんからの回答としては以上の通りとのことでした。
既にラージサイズミニバン市場においては、上述にもある通りトヨタ新型アルファード(Toyota New ALPHARD, 40系)/ヴェルファイア(New VELLFIRE, 40系)が圧勝している関係で、諸々の面で遅れをとっているオデッセイが売れないのも納得できるところではあるものの、なぜここまで変化・進化を遂げずに再販してしまったのかも気になるところ(ユーザーからすると中途半端に思うようだ)。
なぜ新型オデッセイの工場出荷目途が3か月~6か月と長いのか?
ちなみにこのモデル、一部の販売店では全く売れていないとはいえ、2023年12月11日時点でのホンダ公式の工場出荷目途一覧では「3か月~6か月」とかなり長期化していますが、その理由はとても簡単で、日本市場に振り分けられている台数が極端に少ないからだそう。
私がお世話になっている販売エリアでは、前回ブログにて記載したように、フルモデルチェンジ版・新型アコード(New Accord)の振り分け台数が1か月に僅か1台で(製造元はタイ)、オデッセイも同様に1か月に1台~2台と極端に少ないようです。
そのため、「長納期化している=売れている」という風に見られるそうですが、実際のところは振り分け台数が絡んでいるそうですし、今後振り分け台数が増えるかどうかもわからないとのことです。