世界初!同じ模様で色違いのブガッティ・シロンスーパースポーツ「2台」がアメリカ人夫婦に納車!しかも夫の車は先に納車済→フランスに輸送して妻と同じデザインに作り直し
(続き)アメリカ人夫婦に納車されたブガッティ・シロンスーパースポーツを見ていこう
引き続き、アメリカ人夫婦に納車されたブガッティ・シロンスーパースポーツを見ていきましょう。
夫に納車されたシロンスーパースポーツは、とんでもなくコストがかかっているようだ
まず、こちらが夫用に先に納車されたシロンスーパースポーツ。
過去にも海外メディアに取り上げられた特別な個体でしたが、元々別のボディカラーで納車されたそうで、何と夫人と同じ模様で色違いにするために、わざわざアメリカからフランスへと輸送し、ブラックとブルーのデュアルトーンカラーに仕上げるように再塗装の依頼をしたそうです。
ちなみにこのボディカラーに仕上げるには、まずボディパネル全体を取り外す必要があり、更に細部のパーツも全て解体する必要があるため、その期間に約7か月かかったといわれています。
フルモデルチェンジ級の変化を遂げた夫のシロンスーパースポーツ
ペイントスキームとインテリアのマッチングに加えて、メーカーオプションとなるスカイビュールーフも追加オーダー。
更にインテリアカラーや素材なども夫人と色違いにするため、ほぼ全てのインテリアパーツも取り外されたと云われています。
「Coup de Foudre」には二つの意味が込められている
こちらは可変式リヤスポイラーですが、裏面には「Coup de Foudre」と表記され、フランス語で「稲妻」や「一目ぼれ」を意味するそうですが、後者は夫人に込めたメッセージなのだそう。
そしてこちらは、ほぼほぼフルモデルチェンジ級の変化を遂げた夫のシロンスーパースポーツのインテリア。
約7か月かけてこれだけの変化を遂げたのも凄いことですが、果たしてどれだけの費用が発生したのかも気になる所。
ブガッティの場合、工場スタッフが少ないこともあって工賃がとんでもなくかかることでも有名ですが、もしかすると新車のシロンスーパースポーツを1台購入するよりも高額なのかもしれません。
夫人に納車されたシロンスーパースポーツを見ていこう
そしてこちらが、今回夫人用に納車されたシロンスーパースポーツ。
ベースとなるカラーはレッドのロッソ・エフェストで、そこにオレンジのアクセントカラーとなるアランチャ・ミラを追加することで、独特の雰囲気を演出。
このモデルについては、フランス語で「L’aura(オーラ)」と名付けられているそうで、可変式リヤウィングの裏面にも表記されています。
こちらはインテリア。
しっかりとスカイビュールーフも装着され、全く同じオプション内容で、同じ模様ながらも色違いという変態的な個体が完成。
なお、今回の特注モデルを担当したSur Mesureのリードデザイナーであるヤッシャ・ストラウブ氏によると、「各車には異なるパターンが必要です。例えば、シロン・ピュールスポール(Pur Sport)は、シロンスーパースポーツとは異なる反射を持っています。そのため、私たちは毎回、絶対的な完璧さを確保するために、ほぼ最初から取り組んでいます。これらの車の真の美しさは、各ペインターの個性にもあります。 スタイルが違うので、どの車も完全にユニークです」とコメント。
つまり、エンジンやプラットフォーム、目に見えない内部のパーツを除き、ほぼ全てゼロからの状態でスタートすることになり、特にペイント関係は全て手書きになるため、今回のようなボディカラーに仕上げるには約1か月かかったそうです。
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Reference:CARBUZZ