えっ、走行距離「0km」?何とも怪しいフェラーリ新型812コンペティツィオーネが高額転売!新車価格の3倍以上…更に約1.1万km走られたF12tdfが競売に出品

(続き)天井知らずで高騰し続けるフェラーリF12tdfが競売に登場!

続いては、フェラーリ812スーパーファストの先代モデルであるF12ベルリネッタ(Ferrari F12 Berlinetta)をベースにした、世界限定799台のみ販売されたスペシャルモデルのF12tdfが競売に出品されました。

海外オークションサイトBring A Trailerにて出品されたF12tdfですが、走行距離は約1.1万kmとそこそこ走られているものの、定期的なメンテナンスをしっかり施しているそうで、その見た目はほぼ新車に近いほどに美しいとのこと。

パワートレインは、F12ベルリネッタをベースにした排気量6.3L V型12気筒自然吸気エンジンを搭載し、最高出力780ps/最大トルク705Nmと驚異的なスペックを誇ります。


オークションに出品されているF12tdfの仕様をチェック

改めて今回出品されているF12tdf(ツール・ド・フランス)を見ていくと、ボディカラーはスタンダードなレッド系のロッソF1に仕上げられ、センターストライプにはグリジオシルバーストーンとネロステラートのデュアルトーン、そして細部のブラックのアクセントは全てカーボンファイバー製に変更。

本モデルは、1950年代半ばから60年代半ばにかけてフェラーリ250が独占していたツール・ド・フランスのレースに敬意を表した特別モデルで、新車価格の2倍以上にて取引されるほどに高騰しています。

年式としては2017年式で、走行距離は約1.1万km(7,000マイル)とそこそこに走られていますが、ボディ全体にプロテクションフィルムを施工している関係で、特に気になるキズは無いとのこと。

内装については、ボディカラーと同じようにレッドのアクセントが加味されたアルカンターラのデイトナレーシングシートが設定され、意外にもオーナメントパネルにはカーボンがそこまで使用されていないシンプルなデザインとなっています。

新車価格の約3倍にて高額落札!

ちなみにこのモデル、Bring A Trailerでの最終落札価格は960,000ドル(日本円に換算して約1.4億円)。

新車価格が5,230万円でしたから、約3倍のプレミア価値が付いての落札となっているようです。

最後に、オークションサイトでは、このモデルを出品したアメリカ・テキサス州ヒューストン在住のオーナーに関するちょっとした情報も掲載されていて、今現在はマクラーレン・セナ(McLaren Senna)やシボレー・コルベットZR1(Chevrolet Corvette)、ダッジ・チャレンジャーSRTヘルキャット・レッドアイ・ワイドボディ・ジェイルブレイク(Dodge Challenger SRT Hellcat Redeye Widebody Jailbreak)、ルシード・エアグランドツーリング(Lucid Air Grand Touring)、フォードGT、レクサスLFA、マクラーレンP1などの希少なスーパーカーを多数所有しているそうです。

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Reference:JamesEdition, Bring A Trailer