一体いくらになるんだ…日本人オーナーも所有しているフェラーリFXX K Evoの2分の1スケールが競売に登場!予想落札価格は「V12フェラーリ1台分」
(続き)そもそもフェラーリFXX K Evoってどんなモデルなの?
順番が前後してしまいましたが、そもそもフェラーリFXX K Evoってどんなモデルなのかチェックしていきましょう。
先述にもある通り、本モデルはFXX Kの更なるハイパフォーマンス仕様で、空力特性を大幅に向上させています。
このFXX K Evoは、FXX Kとは別に販売されたものではなく、既存のFXX Kをベースにアップデートする専用ボディキット。
そのため、ベースとなるFXX Kが世界限定32台のみしか存在しないため、FXX K Evo仕様に専用アップデートできるのも僅か32台のみとなっています。
まさにGTレーシングカーそのものといえるスペック!
具体的には、ダウンフォース量がFXX Kの+23%アップで、更にベースとなる公道仕様ラ・フェラーリの+75%アップとなるため、そのスペックはGTレーシングカーそのもの。
もう少し具体的な数値で表すと、時速にして200km/hにて走行した際のダウンフォース量が約640kg、最高速度では830kgを超えるというとんでもない空力性能を発生します。
パワートレインは、これもラ・フェラーリ同様に排気量6.3L V型12気筒自然吸気エンジン+HY-KERSシステムによるハイブリッドが採用され、エンジン出力860ps+モーター出力190psを足し合わせることでシステム総出力1,050ps/システムトルク900Nmを発揮。
見るからにヤバそうな雰囲気を持つFXX K Evoですが、この個体が日本人オーナーにも納車されていることはもちろん、大阪を中心としたイベントでも一般公開されていることに驚き。
ブラックアクセントのカナードやサイドウィングレット、フロントスポイラーなどの空力パーツは、全てカーボンファイバーを使用し、更にエンジンカバーやアンダーボディには、特注のボルテックスジェネレーターを使用するなど、走りのパフォーマンスを徹底した一台です。
20181028_大阪万博公園サーキット2018・デモンストレーション走行【フェラーリ・FXX K】
ちなみに上の動画は、FXX K Evoにアップデートされる前のFXX Kのデモ走行動画。
Ferrari FXX-K Evo デモ走行 大阪・中央公会堂前 「Nakanoshima Circuit」
そして上の動画が、フロントカナードなどを装着したFXX KからFXX K Evoにアップデートされた動画となります(ドアサイドパネルのNo.12は全く同じ)。
1ページ目:FXX K Evoの風洞評価用モデルの外観と予想落札価格は?
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Reference:RMSotheby’s