納屋で5年間も放置されたスバル・インプレッサWRXが発見される→土埃まみれの姿から新品同様の美しさへ→エンジンは集団訴訟問題で始動できない曰く付き

(続き)納屋で5年間も放置されていたスバル・インプレッサWRXを新車同様の美しさへ

引き続き、アメリカの某納屋にて5年間も放置されていたスバル・インプレッサWRXをキレイに仕上げていく流れを見ていきましょう。

エンジンルームも土埃だらけだが…?

ボディ表面の汚れを落としたら、次はエンジンルーム内の洗浄です。

フロントフードダクトから入り込んだ土埃の影響で汚れていますが、この辺りも高圧洗車機で落とせるとのこと。

ちなみにパワートレインは、排気量2.5L EJ25型水平対向4気筒ターボチャージャーエンジンを搭載し、最高出力265hp/最大トルク331Nmを発揮するハイパフォーマンス仕様。

土埃になっていたエンジンルームも、高圧洗車機で汚れを落としていきます。

クリーニング剤を散布し、ブラシで細かく汚れを除去していきます。

エンジン回りをキレイにしたら、後はタイヤホイールを履かせ、本格的に手洗い洗車していきます。


何年かぶりの手洗い洗車!

ボディ全体がアワアワに。

一体何年ぶりの洗車になるのでしょうか…

汚れもキレイに落ちて美しい仕上がりに。

改めて定期的なメンテナンスを実施していなかったことが残念ですが、どうやらエンジンが始動不可になるほどにラジエーターが深刻なダメージを受けているそうで、オイルレベルゲージが完全に乾燥していることも確認。

EJ25型エンジンは、過去にアメリカ人ユーザーが集団訴訟したという曰く付き

エンジンブロックに潤滑剤を充填しても、スターターからは「カタン」という音が鳴るだけで、クランクシャフトにレンチを掛けると、エンジンが固着していることも明らかに。

ちなみにこの特定のエンジンでは、ロッドベアリングの故障やピストンの亀裂など、いくつかの問題はアメリカでも周知の事実であり、ユーザーもこのエンジンを搭載した2012年~2017年のWRX/WRX STIモデルのエンジン故障に関する集団訴訟を起こしており、スバルとは既に和解済。

なので、そこまで驚くべき事案でもないのですが、せっかく美しい外観を取り戻しつつあるのにエンジン始動できないのは残念(今後修理する可能性も高そう)。

車内もキレイに「洗っていく」

洗車が完了したら、次は車内をキレイに”洗って”いきます。

フロアカーペットに大量に残った汚れやごみを掃除機で吸い取っていきます。

サイドシルなどの細かな汚れも落としていきます。

先程取り外した合成皮革シートも、丁寧にクリーニング剤を使用して洗っていきます。

このシートの光沢!

シートを洗うとこんなにも美しくなるのか…

ステアリングホイールの汚れは、トイレの便座よりも汚い_

ステアリングホイールもキレイに洗っていきます。

ちなみに本革巻きステアリングの汚れは「トイレの便座よりも汚い」として一時期話題になり、トイレの便座ではバクテリアコロニーの数が平均172に対し、ステアリングホイール上のバクテリアコロニーは629と3倍以上、この他にもカップホルダーは506、シートベルトは403なのだそう(FOX Newsより)。

こちらはエアコンの吹き出し口(ベンチレーション)。

綿棒などを使って細かいすき間の汚れを除去していきます。

最後の仕上げ!ボディ全体を研磨&コーティング

車内の手洗いが完了したら、あとはボディ表面を研磨して傷を無くし、更にコーティング施工してより美しいボディへと仕上げていきます。

こちらが実際に新品状態へとディテーリングされたスバル・インプレッサWRX。

納屋にて発見されたときの姿とは大きな違いですね。

そしてこちらがインテリア。

前回のイエローのインプレッサWRXとは異なり、車内にネズミが住み着いていなかった関係で、手洗い作業もスムーズに進んだそうです。

Car wash for the first time in 5 years: Free delivery of a junked Subaru WRX! Details and amazing best friend!

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Reference:motor1.com