約1,500万円もする新型LX600のポンコツナビを何とかしてほしい…新型RXを始め、レクサス/トヨタの売り方は酷い。レクサスが2024年3月「3回目」となる最新工場出荷目途を更新

レクサスの商品力や品質は本当に高いと云えるのだろうか?

2024年、アメリカの調査会社であるJDパワーが「自動車メーカー各社における信頼性調査結果」において、レクサスが総合得点79点を獲得し、2位の親ブランドであるトヨタの76点を上回る1位を獲得。

つまり、世間のイメージでは「レクサスは信頼性が高くて品質も良い」「故障が少ない」「高い車を販売しているだけあって、トラブルや不具合などもほとんどない」というイメージが付いているのではないかと思いますが、実際に新型LX600を所有するオーナー目線で見ると「本当にレクサスの商品力や品質は高いと云えるのだろうか?」というのが本音。

この他にも、ここ最近のレクサス(トヨタ)の車の売り方についても疑問に思うことがあるため、こちらも併せて見ていきましょう。


本当によくこれで商品化できたな…Bluetoothオーディオの情報がカオス状態

まずは、私が実際に所有する新型LX600のディスプレイオーディオについて。

これは新型LX600に限らず、トヨタ/レクサスのディスプレイオーディオ全般に言えることだと思うのですが、約1,500万円というフラッグシップSUVだからこそ、こうしたポンコツレベルの問題は早急に改善してほしいところ。

上の画像の通り、Bluetoothオーディオにて音楽を再生していると、実際にスマホにて再生している音楽情報と、ディスプレイオーディオ上に表示される音楽情報が何一つ合っていないんですね。

例えば、スマホの音楽アプリ・スポティファイ(Spotify)では、Mrs. GREEN APPLEさんの「点描の唄(feat.井上苑子)」の音楽が再生されているにも関わらず、ディスプレイオーディオ上では、ジャケット(アイコン)が宇多田ヒカルさんのアルバムジャケットで、曲名はスキマスイッチさんの「全力少年」と、もはや何が正しいのか全くわからないカオスっぷり。

レクサスという自動車ブランドは、ここまで落ちぶれてしまったのか…

「ここまでトヨタ/レクサスのディスプレイオーディオや通信精度はポンコツなのか…」「それともスポティファイとの相性や、スマートフォンの相性が悪いのか…」など色々と考えなければならないところは多いと思いますが、一番残念に思うのは「まともに検証もせずに、よくこのまま市販化できたな…」と思うのが正直なところ。

総支払額にして約1,500万円もする新型LX600ですが、それ以前に日本を代表する高級ブランドで品質や精度にも力を入れている自動車メーカーが、ここまでお粗末な商品を作るメーカーに成り下がったのは非常に残念。

レクサスという名前だけで商品を売っているのだろうか?と疑わざるを得ないポンコツっぷりですが、果たしてトヨタ/レクサスはこの問題を把握しているのか?OTAアップデートで対応できるだけの技術力があるのかさえも疑問に思えてきます。

発売当初は抽選で全く購入できなかった新型RX、今では「納期3か月」で誰でも購入可能に

続いて、新型RXの現在の販売方法について。

本モデルが2022年に5代目としてフルモデルチェンジを果たした当時、部品・半導体不足などが影響し、誰でも購入できるはずだったカタログモデルが、一部販売店では抽選での販売となり、更には新規顧客(レクサスを購入したことのない顧客)に対しては、メーカー抽選という形で500台限定であり、しかもキャッシュ一括ではなくローン/残クレ必須という販売制限を設けていました。

今思うと「レクサスは異常なやり方で販売していたんだな…」と考える一方で、何でもかんでも抽選販売にすることで、市場価値が混乱 → 高値で転売される構図が丸見えだったため、改めて抽選販売された新型RXは購入しなくて良かったと思う所。

ちなみに2024年3月時点では、新型RXはグレードも「納期3か月」ほどで納車可能とのことで、特に販売制限や抽選なども設けておらず誰でも購入できる状態となっています。

2ページ目:レクサスの2024年3月「3回目」となる最新工場出荷目途はどのように変化した?