(2025年)フルモデルチェンジ版・インフィニティ新型QX80が世界初公開!GT-R R35と同系統のV6ツインターボや「プロパイロット2.1」を搭載した新世代SUV

(続き)インフィニティ新型QX80の内外装デザインや価格帯をチェック!

引き続き、インフィニティ新型QX80の最新情報をチェックしていきましょう。

エンジンはV8からV6ツインターボへとダウンサイジング化!

続いてQX80のパワートレインですが、これまで採用されてきた排気量5.6L V型8気筒自然吸気エンジンは廃止となり、レクサスLX600同様に排気量3.5L V型6気筒ツインターボエンジンへとダウンサイジング化。

これにより、最高出力456ps/最大トルク699Nmを発揮し、前モデルに比べてエンジン出力+51ps/エンジントルク+139Nm向上します。

トランスミッションは、7速 → 9速ATへと多段化され、応答性の高い加速や効率的な高速巡航が可能になることで、燃費の向上にも貢献するとのこと。

ちなみにグレードとしては、「Pure」「Lux」「Sensory」「Autograph」の4グレードがラインナップされる予定ですが、PureとLuxが後輪駆動が標準され、SensoryとAutographが四輪駆動のみの設定となり、車高を+61mm上げたり、-71mm下げるようなエアサスペンションも搭載されるとのこと。


大幅進化を遂げたQX80のインテリア

続いて、QX80のインテリアも見ていきましょう。

これまで古さが感じられたQX80のインテリアですが、今回のフルモデルチェンジにより、一気に最新世代へとアップデート。

インフィニティ曰く、日本の「雅」の原則を採用することにより、ソフトタッチのアクセントや14.3インチのデュアルディスプレイを備えたレイヤードデザインが実現。

インフォテインメントシステムは、 Googleビルトイン機能が組み込まれているため、GoogleマップやGoogleアシスタント、Google Playストアを利用することも可能。

メーターフードレスのフル液晶メーターは光の反射が気になるな…

メーターフードが搭載されていない垂直タイプのフル液晶メーターやディスプレイオーディオは、日産の新型セレナ(Nissan New Serena, C28)をイメージさせるものがありますが、セレナ(C28)を所有する私としては、やはりメーターフードが無いことで光の反射で見づらくなるのでは?といった不安があったり…

あとはセンターコンソール部分に、9インチの独立したタッチディスプレイが搭載されていますが、こちらはドライブモードセレクターや空調設定、フロントシートコントロールにアクセスできるとのことで、このあたりはレクサスLX600に似た機能になります。

それにしても…内装の質感が大幅にアップデートされて、レザーやウッド、メタルを贅沢に組合せたモデルへと進化しましたね。

ソフトタッチのアクセントがふんだんに使われており、ダッシュボードには流れるようなラインだけでなく、イルミネーション付きのインフィニティバッジが採用されているのも特徴の一つ。

その他には、プッシュボタンシフターや64色のアンビエントライトシステム、センターコンソールクーラーボックスも標準装備されています。

2列目以降も豪華な装備付き

こちらは3列7人乗りのシートレイアウト。

1列目と2列目のシートには、シートヒーターとシートベンチレーション、そしてマッサージシート機能が備わり、3列目にはシートヒーターのみが装備され、この点はレクサスLX600には無い魅力の一つです。

生体認証冷却システムで、乗員の快適性を向上

さらにQX80には、ヘッドライナーの赤外線センサーを使用することで、2列目の乗員が暑いかどうかを検出する機能も備わっており、新しい生体認証冷却システムを装備することが可能に。

これにより、空調システムが自動的に作動して乗員を「急速に冷やす」ことが可能。

このシステムは、少し奇抜に聞こえるかもしれないですが、インフィニティによると、テストの結果「乗客は50%短い時間で快適な温度に到達できることがわかった」と説明しています。

またカメラを使用することで、車両周囲の170度まで見渡すことができ、14.3インチディスプレイに表示する「フロントワイドビュー機能」も備わりました。

この他にも、Invisible Hood View機能もあり、車両の前の死角となる部分を「エンジンベイを通して見ているかのように」表示することが可能で、更に改良されたアラウンドビューモニターとアップグレードされたデジタルバックミラーも備わっています。

カメラに関しては、フロントカメラから写真やビデオをキャプチャできる新しいジャーニーダイアリーが追加され、車載カメラも搭載されており、ソーシャルメディアへの投稿、車両の遠隔監視、2列目乗員の確認などにも活用できるとのことです。

最大24スピーカーが備わるKlipschオーディオシステム

続いては音響関係にも注目していきましょう。

QX80 PureグレードとLuxグレードには、600Wの電力を備えた14スピーカーのKlipschオーディオシステムが標準装備され、SensoryグレードとAutographグレードには、更にチタンツイーターと8インチTriPowerサブウーファー、24チャンネルアンプを備えた24スピーカーシステムを標準装備します。

このシステムには、ルーフに取り付けられた4つのスピーカーと、フロントのヘッドレストに取り付けられたメタルスピーカーも備えているため、まるで臨場感あふれる音楽を提供するとのことです。

この他インテリアにおいては、セミアニリンキルティングレザーシートや、レーザーカットされたアルミニウムインレイを備えるオープンポアアッシュウッドトリム、気候とシートコントロール用のリアタッチスクリーンも装備。

あとは3列目の後ろの荷室が30%拡大され、より広々とした室内空間を提供しているのもポイント。

また2列目後方には、+18%のスペースを確保することで(+25mmフロアが長くなった)、3列目に座っても広々とした空間を提供してくれるのもグッドだと思います。

気になる新型QX80のグレード別価格帯は?

最後に、気になる新型QX80のグレード別価格帯をチェックしていきましょう。

◇Pure:
[2WD]82,450ドル(日本円に換算して約1,244万円)
[4WD]85,550ドル(日本円に換算して約1,291万円)

◇Luxe:
[2WD]89,550ドル(日本円に換算して約1,351万円)
[4WD]92,650ドル(日本円に換算して約1,398万円)

◇Sensory:[4WD]100,645ドル(日本円に換算して約1,520万円)

◇Autograph:[4WD]110,595ドル(日本円に換算して約1,669万円)

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Reference:CARSCOOPS