トヨタ新型プリウスは何かと丁度良い車だが…?「プリウスミサイル」と揶揄されながらも安全装備は最高レベル!機能性は「このクラスで過剰」と言っても良いレベル

(続き)トヨタ新型プリウスについてチェックしていこう

引き続き、トヨタ新型プリウス(60系)についてチェックしていきましょう。

このクラスでパワーバックドアが搭載されるのは贅沢

続いて新型プリウスにて個人的に過剰装備と感じたのは、電動パワーバックドア。

上位グレードZ以上に標準装備される機能で、そこまでプリウスに大量の荷物を載せるわけではないため、頻繁的には利用していないものの、たまぁに利用するときに「プリウスでパワーバックドアって贅沢だよなぁ」とシミジミ思うんですね。

もちろん、便利といえば便利ですし、このクラスでパワーバックドアが必須だろうか?と言われると決して必須ではないため、あくまでも個人的な感覚としては「Cセグメントハッチバックには十分すぎる装備」だと考えています。

あとは何気にバックドアの開閉時の頂点が高いということ。

身長182センチの私だと、パワーバックドアスイッチは特に高くは感じませんが、小柄な方からすると少しボタンの配置が高く感じるかもしれませんね。


プリウスの立ち位置を考慮すると、過剰な装備によって価格帯が上がることも、ユーザーからの批判につながってしまう

以上のように、Cセグメントハッチバックというプリウスの立ち位置や装備内容を考えると、400万円を優に超えて来る車に対して「高すぎる、もっと装備を減らせ!」「プリウスっていつから高級車になったの?こんなの誰も買えないじゃん」と、これまた批判的な意見があるのも事実。

おそらくトヨタとしては、先述にもある通りプリウスのネガティブイメージを払しょくするため、安全装備の強化だけでなく、ユーザーの意見反映と快適性を向上させるために過剰装備になりつつあるとは思うのですが、これが返って批判につながってしまうのも難しいところ(取捨選択含めバランスがとても難しい…)。

特にここ最近の新車・新型車は、材料費や物流費の高騰により、車両本体価格が+10万円~+30万円高騰するのは当たり前のようになっているため、ここに更に装備内容が強化されると、ユーザーからの反感を買ってしまう恐れも(っというか、何をしてもネガティブにとらわれてしまいそう…)。

改めて価格帯と装備内容のバランス、そして充実したグレードとオプション構成など、メーカーとしては最大限できる工夫を施していることは重々に承知していますし、誰しもが納得できるモノづくりは難しいなかで、少しでもより良いものを作ろうとする前向きな姿勢は高く評価すべきところだと思います。

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