【衝撃】米トヨタ新型GRスープラの販売台数が前年期比-44%減→競合フェアレディZ(RZ34)は+44%増!マツダNDロードスターやフォルクスワーゲン新型ゴルフの販売台数は?

(続き)マツダUSAのNDロードスターや、フォルクスワーゲンUSAの新型ゴルフ8の販売実績を見ていこう

引き続き、各自動車メーカーの販売実績を見ていきましょう。

マツダNDロードスターも、アメリカでの販売台数の落ち込みが大きいようだ

続いて、マツダのアメリカ法人となるマツダUSAが、2024年第1四半期までの販売台数が1,411台だったことを明らかにしました。

これは前年同期比で-45.5%減となっていて、グレード別で見ていくと、幌タイプのソフトトップが前年同期比-66%減となる457台で、ハードトップタイプのRFで-23%減となる954台となり、まさかのRFの方が販売台数が多い結果に。

このまま2024年の販売台数は落ち込んだままになる?と考えてしまうところですが、NDロードスターはエクステリアや予防安全装備を中心にビッグマイナーチェンジを実施したばかりで、今後販売台数を伸ばしていくことが期待されています。

アメリカでは、ND3型のロードスターとして販売されていて、内部摩擦を低減した新型ステアリングラックや、非対称型のリミテッドスリップディファレンシャルなど、メカニカル面も改良し、パワーステアリングも微調整され、クラブバージョンにはトラックモードが追加されました。

他においては、LEDデイタイムランニングライトとLEDヘッドライト意匠を変更し、リヤテールランプの意匠も変更。

足もとのホイールデザインやエアログレーのボディカラーを追加するなど、より充実した外装へとアップデート。

インテリアにおいては、Alexa機能を内蔵したより8.8インチナビゲーションディスプレイを搭載。

こうしたビッグマイナーチェンジにより、今後の販売台数増が期待されています。


新型ゴルフGTI/ゴルフRの販売台数が大幅増!その理由とは?

続いては、フォルクスワーゲンのアメリカ法人となるフォルクスワーゲンUSAが、2024年第1四半期の販売台数を公開。

アメリカにおいては、ラインナップモデル全体を通して前年同期比+21%増加となり、その中でもSUVモデルの増加が顕著。

ホットハッチ系の需要も大きかったそうで、特に新型ゴルフGTIの需要は、前年同期比+156%増の2,412台を記録し、ハードコアモデルのゴルフRにおいては+125%増の1,233台を記録。

こうした売上急増の背景には、おそらくはマニュアルギアボックス(MT)の終わりが近づいていることが予想され、2024年後半に登場するマイナーチェンジ版・新型ゴルフ8.5 GTIとゴルフ8.5 RではMTが廃止されるため、早めにMTモデルを購入しておこうという考えがあったのではないかと予想されています。

MTモデルが廃止されることにより、今後売上にも大きな影響を与える可能性があると予想されており、特にゴルフGTIの2023年のMT販売比率が50%と半分を占めていました。

ゴルフRもそれに遠く及ばずで、約40%がMTモデルを選択していることを考えると、まだまだMTモデルの需要は高いですし、良くも悪くもMTモデルのゴルフが希少な存在になり、将来的に高額値で取引されることも考えられるかもしれませんね。

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Reference:motor1.com①