日産の新型セレナe-POWERルキシオン(C28)で往復470kmの長距離ドライブ!高速道路走行時の2~3列目の乗り心地を体感→ちょっとした罠も?

トヨタ新型アルファードが納車されて以降、セレナ(C28)の登場頻度が急激に増えた気がする

2023年4月に私に納車されて1年1か月が経過している、日産のフルモデルチェンジ版・新型セレナe-POWERルキシオン(Nissan New Serena e-POWER LUXION, C28)[2WD]。

本モデルが納車されて10か月が経過した辺りでは、総走行距離5,000km程度でしたが、それまでに度重なるバッテリー上がりに悩まされながらも、できるだけ間隔を空けずに乗るように心がけ、中~長距離移動の際にも積極的に活用してきたところ、いつの間にか走行距離は8,500kmを突破。

そして今回も、往復470kmの高速道路をメインとした長距離移動にセレナ(C28)を活用したわけですが、そのときに気になったポイントがいくつかあったのでまとめていきたいと思います。


復路移動は2列目~3列目を体感することに

まずは、セレナ(C28)の乗り心地について。

往路は全て私の運転でしたが、復路は100kmほど妻に運転をお願いすることに。

少し体の疲れもあったため、敢えて2列目キャプテンシートを利用したのですが(子供が愛用しているデリ丸。が置いてあったのは気になさらず…)、意外にもセレナ(C28)の2列目の乗り味は悪くなく、路面と路面を繋ぐちょっとした段差を通過するときの衝撃も、そこまで強すぎないところはグッド。

ただ、走行中の振動はどうしても体に伝わってくるので、こればかりはミドルサイズミニバンという立ち位置上仕方ないことだと思いますが、個人的に2列目シートの乗り味が上質だと感じていたホンダ新型ステップワゴンe:HEVスパーダ・プレミアムライン(Honda New STEPWGN e:HEV SPADA PREMIUM LINE)に次いで、セレナ(C28)も十分勝負できるレベルだと考えています。

3列目シートは早いタイミングでギブアップ

2列目を堪能したあと、今度は3列目シートへと移動することに。

2列目キャプテンシートを中間ぐらいにスライドさせた状態で3列目に座ったわけですが、足もとのスペースは、2列目に比べると狭く、膝や肩回りも少々窮屈な印象を受けました。

乗り味に関しても、後輪の真上ということもあってなのか、振動や突き上げがダイレクトに来る印象で、運転する以外で極端に乗り物酔いしやすい私からすると10分も持たなかったため、早めに2列目に移動することに。

あくまでも私の感想としては、3列目は緊急用という認識で、2列目は競合モデルのトヨタ新型ノア(Toyota New Noah)/ヴォクシー(New Voxy)や、ホンダ新型ステップワゴンと比較すると、「ステップワゴン>セレナ(C28)>ノア/ヴォクシー」の順番で、特にステップワゴンとセレナ(C28)は僅差だと考えています。

シートバックテーブルには気を付けろ!

2列目キャプテンシートが快適なセレナ(C28)ですが、一方で注意しなければならないのが、標準装備されているユーティリティ関係のシートバックテーブル。

これはホンダ・ステップワゴンのインプレッション記事でも紹介したのですが、シートバックテーブルが展開された状態で、運転席もしくは助手席をリクライニングさせると、2列目キャプテンシートに座っている乗員の脚を挟んでしまう恐れがあるので注意してください。

以前、助手席に妻が座っていて、2列目に子どもが座っていたとき、妻がリクライニングしたときに子どもの脚を軽く挟んでしまったことがありました(ドリンクは落ちなかったので、大惨事にはならなかった)。

一見便利に思える機能でも、使い方を誤ると大けがに繋がる恐れもあるので注意が必要です。

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