日産大丈夫?フルモデルチェンジ版・新型フェアレディZ(400Z)が2023年に発売との噂が浮上。当初の18か月&12車種導入計画はどこにいったんだ…

現行Z(Z34型)が2008年に導入されてもうすぐ15周年を迎える

海外の自動車ニュースサイトAuto Expressによると、新型ローグ(New Rogue)/エクストレイル(X-Trail)や新型アリア(New Ariya)、インド市場向けのBセグメントSUV・マグナイト(New Magnite)などは計画通り市販化を進める予定ではあるものの、フェアレディZに関しては当初の計画よりも大幅に遅れるかもしれないとのこと。

この理由について複数あるものの、日産のグローバル製品戦略担当副社長であるイヴァン・エスピノーサ氏とのインタビューによって濃厚となったのが「現行Z34が2008年に導入されてもうすぐ15周年を迎えるから」というもの。

つまり15周年を迎える2023年を転換期として、このタイミングで次期400Zを導入する可能性が高いのではないか?とのことですが、そうなると当初予定していた今後18か月以内に12車種導入(次期Z含む)という話はどこにいった?ということになりますし、この情報が事実なら「NISSAN NEXT:A to Z」の計画は崩れるでしょうし、これを許してしまったら他のモデルの発売時期も大幅にズレる可能性は十分に考えられるでしょうね(15周年を迎えるという事実は日産側の都合であって、顧客側からすれば”えっ?また遅れるの?”とマイナスイメージでしかない)。


日産は今、顧客との信頼関係が全く構築できていない

現に日産としては初のピュアEVクロスオーバーとして発売予定となっていた新型アリアも、商標登録の際に特許庁から指摘が入り、ホンダ・フィット・アリアに類似する名称であることから、これに抵触しない全く別の名称を検討しなければならない状況ですからね。

少しずつ日産の歯車が狂おうとしていますが、次期Zはトヨタ新型GR86/スバル新型BRZだけでなく、新型GRスープラとの強力なライバルモデルとなるでしょうし、既に市販化を期待する声は日本だけでなく海外でも多いわけですからね。

個人的な意見としては、日産は今「有言実行」による信頼度を高める必要があり、近くに導入15周年を迎えるから当初の計画からシフトするのではなく、「当初の計画通り進めること」が日産としても、顧客からの信頼を取り戻すための重要なシーンに直面しているので、しっかりと未来を見据えた働きを見せてほしいところです。

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Reference:AutoEXPRESS