【実はまだ完売していなかった!】世界限定88台のみ販売のアストンマーティン新型V12スピードスターのワンオフモデル登場!DBR1をモチーフにしたレトロ&モダンスタイル

マクラーレン・エルヴァ同様、中々スピードスターモデルは完売しづらいのかも?

アストンマーティンが世界限定88台のみ販売すると発表した新世代オープントップモデルの新型V12スピードスター(Astonmartin V12 Speedster)ですが、このモデルをベースにDBR1からインスピレーションを受けたワンオフモデルが世界初公開されています。

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スピードスターモデルといえば、V12スピードスター以外にもフェラーリ・モンツァSP1/SP2(Ferrari Monza SP)、マクラーレン・エルヴァ(McLaren Elva)が登場していますが、唯一完売しているのはフェラーリ・モンツァシリーズのみ。

優に億超えのスーパーカーでありながらも、オープントップでクローズできない仕様であったり、ヘルメット着用が必須といった「非日常のなかの更に非日常的なモデル」であることも、更にはフェラーリとの大きなブランド力の差により”売れにくい”モデルなのかもしれないですが、まさか88台のみのV12スピードスターも売れ残っているのは意外でした。


DBR1仕様にカスタムされたV12スピードスターはこうなっている

ちなみにこちらが、DBR1からインスピレーションを受けた世界に一台しか存在しない新型V12スピードスター。

DBR1レースカーは、1959年のル・マン24時間レースにおいて、強豪フェラーリを抑えて1-2フィニッシュ(キャロル・シェルビー/ロイ・サルヴァドーリ)を飾った歴史的なレーシングカーの一つとしても有名で、レトロ且つモダンなグリーンのボディカラーが非常に印象的。

今回そのボディカラーをV12スピードスターに採用した、過去と現代の融合を表現しています。

ちなみにDBR1仕様にカスタムされたV12スピードスターですが、クラブスポーツホワイトラウンデルを備えるミントアストンマーティン・レーシンググリーンにペイントされ、グリルはサテンシルバーに仕上げることでメリハリをアピール。

そして足元にはスター形状の21インチセンターロックタイプ鍛造アルミホイールを装着し、よりダイナミックな印象を与えています。

インテリアはほんの一部でコックピット周りの画像は公開されていませんが、コンカーサドルレザーやビリジアングリーンテクニカルテキスタイル、ケイスネスレザーがミックスされた個性的な組み合わせで、恐らくこれに仕上げられた現代のアストンマーティンモデルは、このV12スピードスターだけ。

キャビンには、グロスカーボンファイバータッチとサテンシルバーのつや消しアルミニウムが使用されるなど、ハードプラスチック系は一切無し。

DBR1仕様のV12スピードスターをオーダーすると特典も付いてくる!

なお今回発表されたDBR1仕様にカスタムされたワンオフ・V12スピードスターをオーダーされた方に限り、アストンマーティン・レーシンググリーンの専用ヘルメット(2つ)がセットで納品されるとのことで、車両との一体感も得られるとのこと。

V12スピードスターの気になるパワートレインですが、排気量5.2L V型12気筒ツインターボエンジンを搭載し、最高出力700ps/最大トルク753Nmを発揮し、トランスミッションは8速AT、駆動方式はリミテッドスリップディファレンシャル付きとなる後輪駆動(FR)のみがラインナップされます。

直線性のパフォーマンスとしては、0-100km/hの加速時間が3.4秒、最高時速は319km/hにまで到達しますが、フロントスクリーンレスのV12スピードスターで319km/hに到達したときの世界観は全くイメージできないのが正直なところです。

なおスタンダードなV12スピードスターは約1億円となりますが、今回のワンオフモデルの価格帯は不明ながらも1.5億円以上になることは確実で、納車時期も2021年半ばごろとかなり早いタイミングにて納車可能とのことです。

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Reference:motor1.com