【インテリア編】レクサス・新型「UX200 F SPORT」見てきた。室内空間はどう?後席は結構乗りにくいが居住性は結構良さそう【動画有】

2022-06-29

新型「UX」のインテリアをチェックしてみよう

11月27日より正式発売となったレクサスのエントリークロスオーバー「UX200/UX250h」。
発売と同時に全国のディーラにて同時展示されるということで早速最寄りのディーラにてチェックしてきました。
今回は【インテリア編】をチェックしていきたいと思います。

今回展示車両をチェックしてきたのはいつもお世話になっているレクサス福井さん。
セールスさん含め、受付スタッフさんやマネージャー、そしてジェネラルマネージャーさんも非常に気さくで接しやすく常に心温まる対応をしていただけます。

▽▼▽関連記事▽▼▽


改めて新型「UX200 F SPORT」のグレードとオプションを確認していこう

今回拝見した展示車両は「UX200 F SPORT」という100%ガソリンモデルのスポーツグレードとなり、ボディカラーは新色となる”セレスティアルブルーガラスフレーク”となっています。
設定されているメーカオプションは、以下の通りとなっていて、ディーラオプションを含めると合計891,000円総支払額は5,321,000円となります。

【展示車両本体価格・オプション価格(税込)】
・車両本体価格:4,430,000円
・ITS CONNECT:27,000円
・カラーヘッドアップディスプレイ:86,400円
・三眼フルLEDヘッドランプ&LEDフロントターンシグナルランプ:162,000円
・パノラミックビューモニター+BSM+PKSB:118,800円
・NAVI・AI-AVS:140,400円
・F SPORT専用本革/ブラック:248,400円
・ムーンルーフ(チルト&アウタースライド式):108,000円

レクサス「UX」では、ハイブリッドモデルの「UX250h」と100%ガソリンモデルの「UX200」がラインナップ。
ここで一つ注意しておきたいのは、ガソリンの種類ですが、ハイブリッドモデルの「UX250h」はレギュラーガソリンとなりますが、なぜか「UX200」はハイブリッドモデルと同じ排気量2.0L 直列4気筒直噴エンジンでありながらもハイオクガソリンという事実。
これは少々納得しがたい部分でもありますし、簡易カタログには圧縮比等の記載が無い為、「どうしてハイオクなのか?」というところがわからないのはモヤモヤしますね。

そしてもう一つは駆動方式
ガソリンモデルの「UX200」では、基本的に前輪駆動(FF)の一択となりますが、ハイブリッドモデルの「UX250h」は前輪駆動(FF)と四輪駆動(AWD)のいずれかから選択が可能となります。
個人的には、普段の移動が車で頻繁的もしくはたまに長距離移動、おまけに雪国といった寒冷地に住んでいる方にとっては、必然的にハイブリッド+四駆という組合わせが出来てきますが、実はこういったモデルって中々無かったりするので、今回の「UX250h」はかなり良心的なスペックを持った一台なのでは?とも思いますね。
価格帯については、最後にも記載しますが、前輪駆動(FF)よりも四輪駆動(AWD)は26万円高くなるので、この辺りはお財布とのご相談になります。

早速インテリアをチェックしていこう

まずは新型「UX」のドアを開けてみましょう。
ドアを開けたときの印象はかなり”軽い”感じで、新型「ES」に近いものがありますが、ドアを開けたときの音は”バタン”と”パタン”の中間ぐらい。適度な重厚感と高級感がありますね。
内ドア部分をチェックしていくと、”F SPORT”専用ハイフィール調シボにインテリアデザインに有償オプションとなる本革ブラックを採用した上質な仕上がりとなっています。

内ドアハンドルは、「LS/LC/ES」同様にアルミ製で高級感とアンティーク感を演出しています。
内ドアハンドル周りを見ていくと、上部にはシートポジションメモリーの物理スイッチが設けられ、反対に下部にはヘアライン加飾のオーナメントパネルが設けられていて、スポーティ感の中にどこか落ち着いたデザインが垣間見えますね。

個人的に好みだったのはこの内ドアにあるドアロックノブ。
要るか要らないかで言われて正直不要とも言うべき部分ですが、メッキ調に仕上げられちょっとした高級感とシック感が演出されていて非常にオシャレ。
こういった隠れたオシャレパーツというのがエントリークロスオーバーモデルに装備されるのは非常に嬉しいことです。

ドアを開けたら、早速車内をチェックしていきましょう。
先ほどにも記載の通り、シートは”F SPORT”専用ブラック本革を採用していますが、さり気なくダークローズ風のアクセントカラードステッチが縫合されていますね。

新型「UX」では、F SPORTの本革シート以外は全て標準装備で、有償オプションなるものが存在しないというのがちょっと驚き。
version Cの時点で、合成皮革のLtexが標準装備され、ファブリックがラインナップされていないという点では、「CT」とは全く異なる点だなぁという印象(ちなみにベースグレードはファブリックシートのみ)。

シートは運転席&助手席8wayパワーシートとなっていますが、こういったシート調整用の操作類が単なるプラスチックではなくメッキを加えているところにレクサスが「UX」にかける本気度がヒシヒシと伝わってきます(ちなみに新型「RC」はオールプラスチックだった)。

実際にシートに座ってみよう

実際にシートに座り込んでみましょう。
まずシートに座り込んだときのサイドシルは低いのですが、シートがちょっと思った以上に高く感じるかもしれません(この辺りはシート調整にて何とかなりそう)。
シートに座った時の印象としては、日本車ならではの”カタさ”はあるものの、不快に感じるようなカタさではなく、むしろシートにフィットする且つホールド感はしっかりしていますね(前回座った新型「ES300h F SPORT」に非常に近い)。

▽▼▽関連記事▽▼▽

新型「UX」では、乗降り性を向上させるために、ロッカーモールの張り出しで足が地面に着きにくくなるのを防ぐため、その位置をドアの見切り位置に設定しているのだとか。更には、ヒップポイントの位置やシートの造形にもこだわっているようで、足を楽に出し入れできるようにすることで雨でも裾が濡れにくいように隠れた配慮がなされているとのこと。

足元のペダルは”F SPORT”専用のアルミを採用。
新型「UX」では、電動パーキングブレーキが全車標準装備となっています。

ステアリング周りを見ていこう

ステアリングホイールやダッシュボードはこんな感じ。
ステアリングは大口径で握りやすく、ブラックの本革に加えてダークローズ系のステッチでスポーティに仕上げているところは非常にグッド。。
パドルシフトも装備されていますが、”F SPORT”グレード以外では設定されないとのことでそこはちょっと残念なポイントですね。

ちなみに新型「UX」のウィンカー音や走行モードのディスプレイは上の動画の通り。
ウィンカー音はちょっとチープなようにも思えますね。

ステアリング周りの物理ボタンはこんな感じ。
給油蓋やバックドア、フロントボンネットが正面に向かってステアリングよりも右下に集約しているのは非常に便利。
ときたま洗車で給油口周りをふき取りするときに「あれ?給油蓋ボタンってどこだっけ?」てならなそう。

ステアリングの位置調整は手動ではなくちゃっかりと電動チルト&テレスコピックステアリング(オートアウェイ&オートリターン機構付)になっていますね。
これはグレードにかかわらず全車標準装備なので非常に助かるポイントです。

ナビゲーション画面はワイドな10.3インチを採用

ナビゲーション画面はワイドな10.3インチを採用。
おまけに右隣に設けられているアナログクロックはGPS時刻補正機能付きなので、時間調整する必要が無く非常に便利です。

シンプル且つレトロなスイッチ類

エアコンなどの各種操作類はレトロなトグルスイッチを採用していて、各種スイッチ類は上の液晶とリンクしているように設計されています(ここは結構オシャレ)。

エアコン操作スイッチ類の下にはCDプレーヤーがあり、その下には運転席・助手席用のシートヒーター&ベンチレーション(シートクーラ)、そしてステアリングヒータスイッチが設けられていますね。

更にその下にはアクセサリソケット(DC12・120W)が設けられていて、その隣にはオプションにておくだけ充電用のスペースが設けられています。

センターコンソールはどうだ?

センターコンソール周りはこんな感じ。
かなり短めではありますが、シフトブーツを装備する”F SPORT”専用ディンブル本革シフトノブやなぞるタッチパッド式のリモートタッチ(多分マウスタイプは淘汰されていくんだろうなぁ…)、ドリンクホルダー、そして何やら見慣れないものがありますね…

こちらはいわゆるオーディオスイッチ(レクサスとしてはある意味初かも)というもので、リモートタッチのすぐそばに配置することでオーディオスイッチをすぐ操作することができ、運転に集中しやすいように配備されているのだとか。
これは使い慣れたらかなり便利な機能になりそうですね。

最後は後席を見ていこう

最後は後席。
実際に座り込んでみたときの印象としては、ヒップポイントがかなり後ろにあるため「とにかく乗降りしにくい」というのが正直な感想です。
実際に座り込んでしまえば、ある程度姿勢も倒れた状態になっているのでしんどくはないのですが、恐らく長距離移動を想定して作られたシート構造になっていると推測(背もたれを倒すこともできないので、ある程度ゆったりとした空間を確保するために、多少の乗降りを犠牲にしているのかもしれません)。

ただ、パッと見では足元スペースはかなり狭いようにも感じられ。
ちょっと乗り込むには抵抗があるようにも感じられます。

足元はこんな感じ。
フロントシートを最適なシートポジションに設定した状態にして座り込んでいます。
身長182センチの私が座って、膝とシートバックとのクリアランスは全く無く、むしろ膝でシートバックを押し込んでる感じです。
シート自体は非常に深く、快適に座ることができ頭もギリギリ天井に当たらないぐらいの感じです。

以前乗っていた「CT」に比べたらスペースはしっかりと確保できていますが、小柄な女性や子供が乗ることを想定した作りになっていると考えた方が良さそうです(あくまで緊急用)。

フロントシート間にあるエアコンの吹き出し口やコンセントはこんな感じ。

リヤトランクスルーは格納も可能で利便性は非常に高いですね。
ドリンクホルダーもしっかりと設けられているので、長距離移動の際にはもってこいの装備だと思います。

最後に「UX」の主要緒元と価格帯もチェック

以上が、新型「UX」の【インテリア編】となりますが、「UX」にしかない特別な機能も多数存在しており、個人的にはオススメな一台だと思います。
「NX/RX/LX」に比べたら後席の居住性は低いにしても、小さいお子さんを乗せたり小柄な女性、荷物置きなどを想定して使用すれば何も不自由なことは無いと思いますね。
なお、新型「UX」の主要緒元とグレード別の価格帯は以下の通りとなっています。

【「UX200/UX250h」主要緒元】
○全長4,495mm×全幅1,840mm×全高1,540mm(シャークフィンアンテナを含む)
●ホイールベース:2,640mm
○エンジンタイプ
[UX200]排気量2.0L 直列4気筒直噴エンジン
[UX250h]排気量2.0L 直列4気筒直噴エンジン+ハイブリッドシステム
●エンジン最高出力・エンジン最大トルク
[UX200]175ps/6,600rpm・209Nm/4,000~5,200rpm
[UX250h]145ps/6,000rpm・188Nm/4,400rpm
○システムパワー
[UX250h]183.5ps
●トランスミッション
[UX200]Direct Shift-CVT
[UX250h]電気式無段変速機

【「UX200 FF」のグレードと価格】
○「UX200 ベースグレード(FF)」・・・3,900,000円
●「UX200 Version C(FF)」・・・4,140,000円
○「UX200 F SPORT(FF)」・・・4,430,000円
●「UX200 Version L(FF)」・・・4,740,000円

【「UX250h FF/AWD」のグレードと価格】
○「UX250h ベースグレード(FF/AWD)」・・・4,250,000円/4,510,000円
●「UX250h Version C(FF/AWD)」・・・4,490,000円/4,750,000円
○「UX250h F SPORT(FF/AWD)」・・・4,780,000円/5,040,000円
●「UX250h Version L(FF/AWD)」・・・4,740,000円/5,350,000円

☆★☆レクサス「UX」関連記事5選はコチラ!☆★☆