フルモデルチェンジ版・トヨタ新型ヴォクシー/レクサス新型NX350h F SPORTに装備したTVキャンセラーは設定して良かった?→「別の用途」で装備して良かったと思う

新世代コネクティッドナビ対応のディスプレイオーディオは、結構使いづらい

さてさて、私に納車されたトヨタのフルモデルチェンジ版・新型ヴォクシー(Toyota New Voxy)ハイブリッドS-Z(2WD)とレクサス新型NX350h F SPORT(2WD)ですが、何れも新世代コネクティッドナビに対応したディスプレイオーディオを搭載していて、基本的なナビゲーションシステムやUI(ユーザーインターフェース)は同じものを共用しています。

もちろん、新世代といえども「新しいものを採用したが故に不満に思うポイント」も多く、(あくまでも個人的な意見ですが)まだまだ課題・改善が必要だと感じています。

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そんな新型ヴォクシー/新型NX350h F SPORTに、ディーラーオプションとして設定されているTVキャンセラーについてインプレッションしていきたいと思います。


TVキャンセラーONの状態だと、走行中にテレビ視聴はできてもGPS機能が遮断されてしまう?

これまでトヨタ/レクサスにてディーラーオプションとして設定されてきたTVキャンセラーですが、助手席や後席の乗員用として、「走行中でもテレビ視聴が可能で、おまけにナビシステムも機能」していましたが、今回の新世代ナビでは、TVキャンセラーがON状態だと「走行中にテレビ視聴は可能でも、ナビゲーション機能は一切使用できない」という問題に。

つまり、TVキャンセラーONの間は、GPS機能が完全に遮断された状態で、ナビ画面に切り替えても自車位置を測位しないですし、更にルート指定をしている場合でも、ルート案内/音声案内も完全に停止する仕組みになっています。

おそらくトヨタ/レクサスとしては、あくまでもテレビは停車中に視聴するものであり、助手席や後席の乗員が見れる状況であっても、走行中の視聴は避けてほしいというメッセージ性が込められているのかもしれず、そのために2画面も完全廃止にしたのかもしれません。

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前世代のレクサス用のナビゲーションディスプレイはとても使いやすかった

理想的なことを言えば、レクサス現行IS/LC/LSなどのような、2画面⇔1画面に変更できたり、「テレビ70:ナビ30」といったレイアウトが最も使い勝手が良かったのですが、これによる事故が起きるというリスクもあってなのか、2画面すらも無しに…

個人的に新世代ナビにしたことで改悪してしまったポイントだとも考えていて、実際に新型NX350h F SPORTで長距離移動した際も、後席に乗る子供にDVDを見せてあげられなかったのが非常に残念。

DVD視聴はできるものの、走行中に視聴している間は行先指定していてもGPS機能が遮断されるため、音声案内も無くなるので、土地勘のないところでルートを間違えるのも嫌ですからね…

なので、土地勘のあるルートで、特にナビ設定などが必要ない場合であれば、TVキャンセラーを使い意味はあるかもしれません。

トヨタ/レクサスの新世代ディスプレイオーディオの使い勝手を見てみると、新ためて前世代のレクサスのナビゲーションディスプレイは非常に使い勝手が良く、おまけにリモートタッチ操作でディスプレイを汚さずに済みましたからね…これの良さを知っているだけに、新型はかなり残念に思うところ。

一方で新型ヴォクシーの場合は、TVキャンセラーが無くとも、ディーラーオプションとなる14インチ有機ELディスプレイで(走行中でも)テレビやDVD視聴は可能なので特に問題なし。

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