日産がフルモデルチェンジ版・新型GT-R R36について言及「既に次期型に向けて開発は進めている」「官能的なスポーツカーを求めるのであれば、電動化(HEV)は難しい」

結局のところ、日産の新型GT-R R36は内燃機関のみなのか、ハイブリッド採用なのかはわからない

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引き続き、日産の新型GT-R R36についてチェックしていきましょう。

もう一つ気になるのが次期R36のパワートレインですが、ピュアEVの可能性が(ほぼ)ゼロになった今、最も濃厚なのは環境法規制を考慮したダウンサイジングターボエンジンと電動モーターによるハイブリッドシステムだと考えますが、これについても少し曖昧ではあるものの「将来的に非常に難しいポイントの1つになる」と述べ、移行はある程度先のことですが、「そのときが来れば完璧でなければならない」ことも示唆しています。

またその一方で、「正式に電動化(ハイブリッド)にシフトするかも決めていない」という回答もあることから、可能性は低いにしても「ガソリンエンジンのみ」ということも考えられますし、この点は今後の日産の動きに注目したいところ。

GT-Rは「五感を楽しめるスポーツカーでなければならない」

そして次期R36に対する考えやコンセプトとしては、「内燃機関のみでも、電動化が採用されるにしても、日産GT-Rは五感を楽しめるようなスポーツカーでなければならない。そして非現実的な価格帯を提供するのではなく、適正でありながらもエモーショナルなパフォーマンスを提供し、そしてユーザーだけでなくファンをも楽しませるスポーツカーに仕上げていかなければならない」とし、こういったコメントを見ると、次期R36は期待以上のモデルになるかもしれません。


日産はスポーツカー特有のサウンドにもこだわりたい!

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そしてこれもポイントなのが、「電動化へとシフトするということは、スポーツカーの魅力の一つでもあるサウンドを失うことにも繋がりかねない。フェイクサウンドという方法もあるが、それを求めていないファンが多く、スポーツカーは官能的なサウンドがあってこそスポーツカー」としていることから、改めてピュアEV化やHEV化と考えるのは時期尚早なのかもしれません。

またその一方で、ビッグマイナーチェンジ版・新型フェアレディZが発表されたことで世界的に注目されている一方、次期Z35に関する具体的なヴィジョンや販売計画は”今のところ”無いそうで、全くのゼロからの状態で新規プラットフォームを用いたスポーツモデルを市販化することは非現実的で開発コストを回収することは難しく、おそらくRZ34で一旦販売を終了する可能性も考えられるかもしれませんね。

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