【価格は日本円で約1,000万円から】何コレ凄い!マツダ初代NAロードスターをベースにしたシングルシーターに改造!更に現行NDロードスターのSKYACTIV-Gを搭載
引き続き、マツダNAロードスターベースのNMコンセプトを見ていこう
引き続き、Gorgona Carsが作り上げたNMコンセプトを見ていきましょう。
ヘッドレストの後ろには空気力学的なハンプが設けられ、リアデッキではフェードアウトし、テールゲートには1992年のマツダM2-1006・コブラスターコンセプトのものと同様の一体型スポイラーを採用。
オプションについては、ボンネットやフロントフェンダー、ドアの素材をより軽量化するためにカーボンファイバー製に変更することも可能ですが、オプション費用だけでも相当な高額になることが予想されます。
目立たない部分ではありますが、このモデルの隠れた性能として、冷却に役立つアルミ製ボンネット下にスリットを追加したり、フロントスプリッターやLEDポップアップヘッドライト、コンパクトなドア、新設計ミラー、空気力学的に最適化されたフロア、そしてリアディフューザーなども採用。
エクステリアの細部に関しては、当時のクローム仕上げのところ全体がマットブラックに塗装され、イエローシェードの採用、ヨコハマ製A052タイヤを装着したダーク仕上げのENKEI製15インチRPF1アルミホイールを標準装備。
内装もスパルタンさや軽量化を徹底
車内もかなり拘りぬいたデザインに。
4点式シートベルトやMomo製ステアリングホイール、アルカンターラ張りのRCC製レーシングシートが装備。
更に最大限の軽量化を施すために、エアコンやインフォテインメントシステム、オーディオシステムは一切装備されず、その結果として車体重量は僅か830kgを実現し、ラゲッジ容量も僅か160Lとなっています。
エンジンはNDロードスターのSKYACTIV-G 2.0
そして注目すべきは、フロントボンネット内に搭載されるエンジンですが、こちらは現行NDロードスターにも搭載されている排気量2.0L 直列4気筒SKYACTIV-Gエンジンが搭載され、最高出力184ps/最大トルク205Nmを発揮、トランスミッションは6速MTのみで、セルフロッキングリヤディファレンシャルを介してリアアクスルに伝達されます。
なお初代NAロードスターをベースにしつつ、パワフルなNDロードスターのエンジンをスワップしたため、これに耐えうる仕様とするためにベースのNAロードスターよりも2倍のねじれ剛性を持つ改良版シャシーを採用し、より高いサイドシル、リアハンプ下のロールバー、強力なサブフレーム(フロント・リア)、および下側に溶接された追加の補強材によって見事実現。
更にドライビングダイナミクスは、調整可能な車高調サスペンションと、より強力なブレーキシステムが盛り込まれています。
ちなみにこのモデル、ベースとなるドナーカーを除いての価格帯が約70,000ユーロ(日本円に換算して約1,000万円)となるため、かなり割高に感じる部分はあるものの、生産できる台数はごく少数のため、今後もしかするとプレミア価値が付くことも考えられるかもしれませんね。
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Reference:CARSCOOPS