フルモデルチェンジ版・トヨタ新型カムリが2023年後半以降にデビューとの噂。新型クラウン/プリウス顔をミックスしたグローバル正統派セダンでPHEVも視野に?

(続き)フルモデルチェンジ版・トヨタ新型カムリのパワートレインはどうなる?

続いて、トヨタ次期カムリの気になるパワートレインについてもチェックしてきましょう。

こちらもマガジンXさんの報道によると、プラットフォームベースは、現行同様にTNGA-Kの改良版を採用する可能性が高く、排気量2.5L A25A型直列4気筒ダイナミックフォースエンジン+新世代ハイブリッドシステムの組合せが現実的とのこと。

そしてもう一つグレード展開が予想されているのが、同エンジン+プラグインハイブリッド(PHEV)とのことですが、ハリアー(Harrier)PHEV/RAV4 PHVのように背高いSUVモデルではないため、スペースやクリアランスの関係もあって床下にバッテリーを搭載することは現実的ではなく、しかし将来的にピュアEVセダンが登場することを考慮すると、そのつなぎとしてPHEVが展開される可能性があり、その間に充電インフラがどれだけ増設されるのかも課題の一つ。


新世代HEV/PHEVがラインナップされるとして、次期カムリで懸念されるのは価格帯

ちなみに日本国内にて購入可能なプラグインハイブリッド(PHEV)セダン/ファストバックだと、メルセデスベンツEクラスやBMW5シリーズ、ボルボS60、プジョー508などが挙げられますが、価格帯としては約700万円~約980万円と中々に高額。

2023年内に次期クラウンセダン(New Crown Sedan)が発売される予定ではあるものの、瞬間的に次期カムリがトヨタのフラッグシップセダンとしてラインナップされる可能性もあり、そう考えるとフラッグシップに相応しいスペックや装備内容、上質な走りを提供することを考えると、それによって必然的に価格帯もアップすることが予想されますが、果たして先述のPHEVセダンに対してどれだけ安価に販売してくるかも注目したいところです。

既に受注一旦停止となっている現行カムリで3,495,000円(税込み)~4,682,000円(税込み)ですが、FMC&PHEVが採用されるとなると、おそらく車両本体価格は550万円前後が現実的なところ。

欧州のPHEVモデルに比べると安価ではあるものの、果たして550万円前後のカムリを購入するのかどうか?を考えると、これまでのカムリの価格帯に馴染みある方からするとちょっと割高に感じるかもしれません。

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