フルモデルチェンジ版・日産の新型エクストレイルe-POWER(T33)でワインディングへ!2WDのキビキビした楽しい走りながらも、実燃費はカタログ超えの21km/Lに

(続き)日産の新型エクストレイルe-POWER(T33)をインプレッション!

新型エクストレイルe-POWERのメーターデザインは情報量も多くて見やすい

続いて、日産の新型エクストレイルe-POWER(T33)の12.3インチフル液晶メーターデザインについて。

メーターレイアウトは、平面タイプと立体タイプの大きく2種類に設定できますが、情報の見やすさとしては平面タイプの方が個人的には好みなので、上の画像を選択しています。

ちなみに給油後平均燃費は16.3km/Lとそこまで燃費は良くないようにも見えますが、アイドリングの状態で撮影を行ったり、バッテリー上がりを防ぐためにエンジンだけ30分ほどかけっぱなしにすることがあったから。

ワインディングを走らせてからはどんどん燃費が向上していますが、個人的に敢えて不満要素を挙げるならば、トヨタやホンダのように「瞬間燃費」を意味するインジケーターを設けると、今自分自身がどれほど低燃費な走りをしているのかがわかるので、そういった情報は追加してほしいと思うところです(後ほど約50kmほど走らせての実燃費情報も公開)。

フル液晶メーターにマップが表示されるのは確かに便利だが…?

こちらはフル液晶メーターに表示されるマップ情報。

目的地(行先)設定しないと表示されませんが、個人的に液晶メーターにはマップ情報よりもリアルタイムの燃費情報をチェックしたいのであまり活用してません。

シンプルなエネルギーモニターは必要最小限でわかりやすい

そしてこちらはエネルギーモニター。

メーターレイアウトを平面にすると、エネルギーモニターも平面になるのはユニークですね。

非常にシンプルなフロー図ではありますが、トヨタ新型ノア(Toyota New Noah)/ヴォクシー(New Voxy)やレクサス新型NX350hのようなチープなエネルギーフローではないので、これはこれで必要な情報を瞬間的に捉えることができて見やすいと思います。

ちなみにこちらが新型NX350hのエネルギーフロー。

14インチの巨大ディスプレイオーディオにデカデカと表示されるエネルギーフローですが、「よくこれでGOサインが出たな…」と思うばかりです。


ワインディングでキビキビ走らせたのに!往復 約60kmほど走らせての実燃費は21.1km/L

最後は新型エクストレイルe-POWER(T33)の実燃費をチェックしていきましょう。

往復 約60kmで、オール下道のワインディングメインで走らせての実燃費は21.1km/Lと中々に低燃費。

走行条件としては、走行モードがSTANDARD、e-PedalモードはOFF設定、エアコンの風向は足元とフロントウィンドウで、24度設定の風量2、シートヒーターは3段階レベルの2設定となります。

四輪駆動(e-4ORCE)モデルの実燃費情報は散見されますが、前輪駆動(2WD)の情報はほとんど無いため、少しでも参考になりますと幸いです。

しかもワインディングであんなにキビキビと走らせて21.1km/Lですから、もう少しゆったりとした走りであれば、更に燃費を向上させることもできたかもしれませんね。

ちなみに前輪駆動モデルのカタログ燃費は以下の通りで、WLTCモード平均燃費よりも優れているのは驚きです。

◇WLTCモード平均燃費:19.7km/L

◇WLTC市街地モード燃費:17.3km/L

◇WLTC郊外モード燃費:21.7km/L

◇WLTC高速道路モード燃費:19.7km/L

なお参考までに、以前全く同じワインディングロードを走らせたレクサス新型NX350h F SPORTの実燃費は20.3km/Lだったため、よりキビキビとしていて、スポーティさと快適性を両立しながら20km/L以上の低燃費を実現できている新型NXも中々にお見事。

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