フルモデルチェンジ版・日産の新型エクストレイル(T33)/キャシュカイ/ジュークが2025年からピュアEVに移行することを検討?!PHEVデビュー説は無くなった?

時期的にも、日産の新型エクストレイル/キャシュカイ/ジュークに全固体電池は搭載されない?

またヨーム・カルティエ氏は、今後のピュアEVについて「最大400kWの高速充電に加えて、低コストでより優れたエネルギー密度と効率をもたらすことが約束されている。新開発のバッテリー技術の恩恵を受ける可能性がある」と説明していますが、2025年~2027年の移行を計画しているのであれば、日産が公式発表していた「2028年に登場予定の全固体電池」での採用の線は薄そう。

ただ、ピュアEVの今後の大きな課題に対する動きは精力的で、航続可能距離の向上や、効率的で強力な電気モーターに改善していくなど、今まで以上に実用的なモデルへのアップデートが期待されるところ。

ただその一方で、リチウムイオンバッテリーの高騰により、一部改良やマイナーチェンジなどもなく最大 約100万円も値上げされたリーフ(Leaf)の例を見るように、今後登場するであろうエクストレイル/キャシュカイ/ジュークも、e-POWERから一気に価格アップすることは想像に難しくないと思います。

日産は、2030年までにEVが世界の販売台数の半分以上を占めることを目指していて、今後数年間で多くのゼロエミッションモデルが登場することが期待されていて、 先程の3つのSUVに加えて、マイクラの後継機種となるピュアEVコンパクトカーや、クロスオーバーテイストの次期リーフなども計画されています。


そういえば、新型エクストレイルPHEVが2023年中盤にデビューとの噂もあったが…?

そしてこれは私が個人的に気になっているポイントとして、海外カーメディアAutocarとは別に、国内自動車情報誌ベストカーさんが報じていた新型エクストレイル(T33)のPHEV市販化について。

前回のブログでもお伝えの通り、ベストカーさんの報道によれば「日本国内にて、2023年中盤頃に新型エクストレイルe-POWERの上位グレード版として、エクストレイルPHEVが導入される」とのことで、パワートレインは同じプラットフォームを採用する三菱エクストレイルPHEV。

現在エクストレイルe-POWERは、日産九州工場にて製造されているのに対し、アウトランダーPHEVは愛知県の岡崎製作所にて製造されていますが、仮にアウトランダーPHEVと同じプラットフォームやPHEVを採用するのであれば、「アウトランダーPHEVのOEMモデル」という立ち位置でエクストレイルPHEVが製造される?と考えるのが自然。

エクストレイルは受注停止や登録停止でPHEVどころではない?

ただその一方で、2023年2月17日時点で新型エクストレイルe-POWERの受注が一旦停止しており、納期も1年以上かかっている状況でPHEVを追加するのは非現実的。

少なからず、e-POWERモデルのバックオーダーが落ち着いてきたタイミングで導入するのが最善の方法ともいえますが、そもそも日産は、PHEVの市販化に対して積極的な姿勢を見せているのかも微妙なところです。

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Reference:Autocar