トヨタ新型シエンタ(先代含む)/クラウンクロスオーバー/カローラ等の合計 約29万台に大量リコール!更にダイハツ新型ハイゼットなども約6,000台のリコール
最悪の場合、火災に至る恐れアリ
続いて、トヨタ・シエンタ/ポルテ/スペイド/カローラアクシオ/カローラフィールダーの5車種・計234,787台に大量リコール!
不具合内容としては、スタータにおいて、スルーボルトの締付指示が不適切なため、経年で当該ボルトが緩み、構成部品の位置がずれてスタータの出力が不足することがあるとのこと。
そのため、そのまま使用を続けると、エンジン始動不能となり、その状態で始動操作を繰返すとスタータが過熱し、最悪の場合、火災に至るおそれがあるとしてリコールを届け出ています。
対象モデルをチェックしていこう!
気になる対象モデルは以下の通り。
これによる火災事故2件、13件もの不具合報告が挙がっており、市場からの情報により明らかになっています。
【リコール対象モデル一覧】
[対象型式/対象車台番号/製作期間/対象者台数][シエンタ]
・DBA-NSP170G/N S P 1 7 0 – 7 0 0 0 0 0 0~N S P 1 7 0 – 7 1 2 8 6 6 5/平成 27 年 5 月 12 日~平成 29 年 8 月 31 日/123,946台・DBA-NSP172G/N S P 1 7 2 – 7 0 0 0 0 0 0~N S P 1 7 2 – 7 0 0 5 1 0 0/平成 27 年 5 月 12 日~平成 29 年 8 月 31 日/4,965台
[ポルテ/スペイド]
・DBA-NSP141/N S P 1 4 1 – 8 0 0 0 0 0 2~N S P 1 4 1 – 8 0 5 9 4 1 5/平成 27 年 6 月 8 日~平成 29 年 8 月 31 日/57,178台[カローラアクシオ]
・DBA-NRE161/N R E 1 6 1 – 0 0 0 1 0 0 3~N R E 1 6 1 – 0 0 3 9 5 9 7/平成 27 年 2 月 17 日~平成 29 年 8 月 31 日/18,327台[カローラフィールダー]
・DBA-NRE161G/N R E 1 6 1 – 0 0 0 1 0 0 1~N R E 1 6 1 – 0 0 3 9 5 9 6/平成 27 年 2 月 17 日~平成 29 年 8 月 31 日/7,026台・DBA-NRE161G/N R E 1 6 1 – 8 0 0 0 0 0 0~N R E 1 6 1 – 8 0 2 9 5 7 4/平成 27 年 6 月 12 日~平成 29 年 4 月 3 日/23,345台
改善措置としては、全車両、スタータを点検し、スルーボルトの緩みがない場合は増締めを行い、スルーボルトの緩みが認められる場合はスタータを対策品に、スタータリレーを新品に交換。また構成部品の位置ずれが認められる場合は電気配線も新品に交換するリコール作業を実施するとのことです。
ハイビームの自動制御状態を運転者に表示する装置が備えられていない模様
最後は、ダイハツ新型ハイゼット/ハイゼットデッキバン/スバル・サンバー/トヨタ・ピクシスバンの4車種・計5,887台にリコール。
不具合内容としては、MT(手動変速仕様)車において、メータパネルの設計が不適切なため、走行用前照灯(ハイビーム)の自動制御状態を運転者に表示する装置が備えられていないとのこと。
そのため、保安基準第32条(前照灯等の基準)に適合しないとしてリコールを届け出ています。
対象モデルをチェックしていこう!
気になる対象モデルは以下の通り。
これによる事故や不具合は発生しておらず、社内情報により明らかになっているとのことです。
【リコール対象モデル一覧】
[対象型式/対象車台番号/製作期間/対象者台数][ダイハツ・ハイゼット]
・3BD-S700V/S700V-0000076~S700V-0061299/令和3年12月3日~令和5年1月17日/1,741台・3BD-S710V/S710V-0000106~S710V-0042729/令和3年12月3日~令和5年1月17日/2,823台
[ダイハツ・ハイゼットデッキバン]
・3BD-S700W/S700W-0000058~S700W-0001520/令和3年12月7日~令和4年12月20日/48台・3BD-S710W/S710W-0000072~S710W-0003506/令和3年12月6日~令和5年1月16日/167台
[スバル・サンバー]
・3BD-S700B/S700B-0000055~S700B-0002063/令和3年12月13日~令和5年1月10日/181台・3BD-S710B/S710B-0000054~S710B-0002655/令和3年12月13日~令和5年1月9日/444台
[トヨタ・ピクシスバン]
・3BD-S700M/S700M-0000067~S700M-0004971/令和3年12月14日~令和5年1月10日/207台・3BD-S710M/S710M-0000060~S710M-0003114/令和3年12月8日~令和5年1月14日/276台
改善措置としては、全車両、コンビネーションメータを対策品と交換するリコール作業を実施するとのことです。