またもナビは残念なポンコツ仕様…フルモデルチェンジ版・トヨタ新型40系アルファード/ヴェルファイアの実車を見てきた!但し周りのお客さんの声は「高すぎる」等の声がほとんど

2023-06-26

(続き)今回のトヨタ新型アルファード/ヴェルファイアの展示でお客さんからの声は不満だらけ→一体なぜ?

今回のトヨタ新型アルファード/ヴェルファイアの実車展示において、実際に来ていたお客さんのほとんどが気にしていたのが価格帯。

今回先行にて販売されたガソリンZグレードですが、下位グレードのGやXが遅れて販売されるために、どうしてもスタートプライスが540万円からの設定になってしまったわけですが、その金額を聞いてのお客さんの多くが、「高すぎるわ」「現行アルファード乗ってるけど、とてもそんな金額出せないよ」という声がほとんど。

そもそも実車が配備された時点で「納期が2年~3年はかかる」というネガティブ情報を聞いてしまった時点で、お客さんからは「トヨタさん全然買わせる気ないですやん」「せっかく見に来てもいつ買えるかわからないのであれば、展示する意味あるの?」「いつからトヨタは殿様商売を始めたの?」といった厳しい声が多数。


まさかナビの「他ルート」が3項目しかないとは…

そして最後に個人的に最も気になっていたのが、新型アルファード/ヴェルファイアのディスプレイオーディオの中身。

今回の重要トピックスであり、トヨタとしては初の14インチディスプレイオーディオは大画面で迫力があり、レクサス新型NX/RX/RZ450eと同じユニットになるため、レクサスとの差別化が無くなったどころか、下手したらトータル面ではアルファード/ヴェルファイアの方が上なのでは?と思う所はあるものの、ナビゲーションディスプレイの「他のルート」を見た瞬間に、「やっぱりトヨタって詰めが甘いよね…」というのが正直なところ。

上の画像にもある通り、目的地への他のルートが「推奨」「距離優先」「一般優先」の僅か3種類しか選択肢が無く、これは新型RXと全く同じ。

このナビのバージョンの場合、各IC/SA/PAの到着予想時刻が表示されない恐れがある

おそらくではありますが、このバージョンだと高速道路の各IC(インターチェンジ)/SA(サービスエリア)/PA(パーキングエリア)の到着予想時刻も表示されないと予想。

最も早い方で、2023年8月頃にはユーザー向けに納車がスタートする予定とのことですから、これからのお盆シーズンや夏休みシーズンなど、長距離移動で高速道路を利用するファミリー層などからすると大きな不満ポイントになると思うんですね。

どんなに予防安全装備や最新技術などを駆使していても、ユーザーが本来必要としている基本的な機能をおざなりにしてしまっては、どんなに魅力的なモデルであっても満足度は一気に下がってしまいますし、こういったところは早期的にでもOTAアップデートで改善してほしいところ(OTAアップデートでの対応ににどれだけの時間がかかるのかも注目したいところ)。

なお参考までに、アルファード/ヴェルファイアの弟分である新型ノア(New Noah)/ヴォクシー(New Voxy)は、既にOTAアップデートにより各IC/SA/PAの到着予想時刻が表示されていますし、上の画像の通り、他のルートでは「推奨」「距離優先」「一般優先」「運転しやすい」「省エネ」「時間優先」の全6項目から選択が可能です。

エネルギーフローも相変わらず見るに堪えないデザイン

そして最後はエネルギーフロー。

これは頻繁的に見るものではないので、そこまで重要視していませんが、トヨタのフラッグシップ&ラージサイズミニバンという重要な立ち位置を任されておりながら、まさかエネルギーフローまでこんなにもチープなデザインを継続しているとは…

改めてトヨタはなぜこのデザインをOKにしたのか、そしてこのディスプレイオーディオのベースを担当した開発陣は、どのような理由でこのようなチープなデザインを採用したのか気になる所です。

【追記】新型アルファードの内装インプレッション記事も公開中

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