三菱の新型デリカミニとホンダN-BOXを比較Part②!ユーティリティ関係や快適装備、先進装備など、両方所有するオーナー目線での評価は?
(続き)三菱の新型デリカミニとホンダN-BOXを比較していこう
引き続き、三菱の新型デリカミニとホンダN-BOXを比較していきましょう。
シートバックテーブルもN-BOXの方が充実している
続いてはシートバックテーブルについて。
まずはN-BOXから見ていきますが、上の画像の通り、運転席と助手席の両方に標準装備されていて、シートバックテールの展開軸の両端には、しっかりと買い物フックが装備されていますね。
一方でデリカミニの方は、助手席側のみにシートバックテーブルが設けられ、買い物フックは右手側のみに装備。
運転席側のシートバックには、テーブルではなく格納式の買い物フックのみが装備されていて、おまけにシートバックポケットも装備されていないため、この点はちょっと不満に感じるかもしれませんね。
後席用の格納式センターアームレストが装備されているのもN-BOXのみ
続いては、後席用格納式センターアームレストについて。
これについては、過去のブログでもお伝えしている通りで、格納式リヤアームレストを装備しているのは軽自動車はN-BOXだけなんですね。
一方でデリカミニは、フロントセンターアームレストは装備されているものの、後席用センターアームレストの装備は無し。
センターアームレストの有無だけで良し悪しが決まるわけではありませんが、「あったら良いなあぁ」と感じるのは正直なところで、後席に子供を乗せるときも、N-BOXのときはアームレストを頻繁的に活用していたのを鮮明に覚えているため、個人的にはディーラーオプションでも良いので装備してほしいと思う所です。
ヘッドライトの装備関連で優れているのはデリカミニだが…?
最後はヘッドライト関連。
厳密にはアダプティブLEDヘッドライト[ALH]を搭載しているか、それともオートハイビーム[AHB]に留まっているかの違いなのですが、N-BOXの場合はオートハイビームが搭載されていて、アダプティブLEDヘッドライトの搭載は無し。
ちなみにホンダの場合は「アダプティブドライビングビーム」という名称になっていますが、この機能は、上下に分割した独自の可変ハイビームシステムを搭載し、先行車や対向車を検知し、眩しさを与えないよう照射範囲を自動でコントロールするというもの、
前方車両のみならず、歩行者の眩しさにも配慮しながらライトの照射範囲を広げ、優れた視認性を提供することで夜間の歩行者事故低減や道路形状の見やすさに寄与することを目的としています。
一方でデリカミニでは、上級グレードT Premiumのみにメーカーオプションとして設定されていて、実際に私のデリカミニにも装備していますが、確かにオートハイビームに比べると歩行者側をハイビームにして、対向車側をロービームにするなどの微調整が行われているようにも見えます。
だた、これはデリカミニに限らず他のアダプティブLEDヘッドライト搭載モデルでも同じことがいえるのですが、アダプティブLEDヘッドライトをONにした状態で走行すると、結構頻繁的に対向車からパッシングされることが多いんですね。
おそらく対向車側からするとかなり眩しいのだと思われますが、予防安全装備や先進装備のはずが、事故を誘発するような機能になってしまうことはさすがに宜しくないため、そのときの状況でアダプティブLEDヘッドライトをOFFにし、手動にてロービームに切り替えるようにもしています(先進装備が充実しているからといって、それが必ずしも良いとは限らない)。
以上が、三菱の新型デリカミニとホンダN-BOXの比較インプレッションとなりますが、今回はN-BOXが有利な内容に見えてしまったものの、それだけ装備の充実度としては現行N-BOXが優れていて、軽自動車市場のトップを走り続けることに繋がっているのかもしれません。