遂にEVスポーツカーとして復活?ホンダが「プレリュード」の商標を出願…日本人に納車された三菱レグナムが「25年ルール」をクリアしてアメリカの競売にて出品

(続き)かなり珍しい1996年式レグナムVR4 Type-Sが販売中

続いて、三菱が過去に販売していたステーションワゴンのレグナムVR4タイプS(Mitsubishi Legnum VR4 Type-S)が、アメリカの競売(cars&bids)にて出品されています。

このレグナムと呼ばれる個体は、1996年に日本カー・オブ・ザ・イヤー賞にも受賞した一台で、駆動方式は四輪駆動[4WD]、エンジンはV型6気筒ツインターボを搭載し、トランスミッションは5速MTを採用した「走り」に重きを置いたステーションワゴンでもあります。

ちなみにこのモデル、元々は日本で販売され、日本人オーナーに納車された一台でしたが、アメリカの一部地域にて導入されている「25年ルール」をクリアし、合法にて輸入された一台となります。


ちょっと珍しいパープルカラーのレグナム

こちらが今回、アメリカ中古販売店にて販売されている日本仕様の1996年式・三菱レグナムVR4タイプS[4WD]。

フロントフードからルーフラインにかけて伸びやかなステーションワゴンなのはもちろん、足もとのマルチスポークアルミホイールなど、その見た目はかなりスポーティ。

この他、大きなフロント・リヤフェンダーフレアやアクティブ・ヨー・コントロール(AYC)も含まれ、AYCはコンピューター制御のリミテッド・スリップ・ディファレンシャルの一種で、ステーションワゴンの中でもパフォーマンスを重視したテクノロジーが満載。

気になるパワートレインは、排気量2.5L V型6気筒ツインターボチャージャー付エンジンを搭載し、トランスミッションは5速MT、駆動方式は四輪駆動[4WD]、そして最高出力276hp/最大トルク362Nmを発揮するとのことで、エンジン出力は当時日本の自主規制いっぱいのスペック。

インテリアは中々にゴージャス。

ファブリックシートや本物のウッドトリム(オーナメントパネル)、ナルディトリノ・ステアリングホイール、自動温度調節器、カーゴカバーを装備。

この他には、付属品のベルトやバルブカバーガスケット、点火プラグ、エンジンマウント、クラッチもすべて新品に交換しているそうで、エンジンのコンディションも抜群とのこと。

なお走行距離は199,100kmとそこそこに走られていますが、消耗品関連のパーツがほぼ新品に交換されているのは安心感も高いですね。

最後に、2023年8月30日時点での入札額は9,000ドル(日本円に換算して約131万円)と意外に控え目ですが、入札件数は18件を超えていますし、これから更に入札額も増えてくるのではないかと予想されています。

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Reference:motor1.com, USPTO, cars&bids