レクサス新型IS500 F SPORT Performanceが納車されて5か月が経過!ここまで実用的で普段使いも可能なスポーツカーは珍しい…この低さで最低地上高はトヨタ・アクアと同じ件

(続き)レクサス新型IS500 F SPORT Performanceが納車されて5か月経過してのインプレッション

引き続き、レクサス新型IS500 F SPORT Performanceが納車されて5か月経過しての感想をまとめていきましょう。

インフォテイメント系は確かに旧世代だが、全てはV8エンジンを搭載し、価格帯を抑えるためだと認識している

続いては、IS500 F SPORT Performanceのインテリアについて。

インフォテイメント系などは基本的に旧世代のままで、新型NX/RXなどのように新世代コネクティッドナビは搭載されていないものの、いざ普段使いしてみると特に違和感や不便に思うことはなく、全てはV型8気筒自然吸気エンジンの官能的でドロドロなサウンドで解決してくれているように感じます。

話の持っていき方が強引で恐縮ですが、おそらくレクサスがインフォテイメント系を”敢えて旧世代のまま”にしたのは、V型8気筒自然吸気エンジンの搭載したモデルを「乗り出し1,000万円以下」で実現するためだったのではないか?と推測。

よくよく考えてみると、これだけ排ガス規制や騒音規制が厳しいなかで、V8スポーツセダンの車両本体価格を850万円に設定できたのも、これまでの基本設計の踏襲や、現代の新車・新型車の流れに左右されることなく、ISならではの方向性を定めること、そして内装の新規設計を避けることでコストを抑えることができたからだと認識しています。

私自身、まさかIS500を購入できるとは思ってもみなかったのですが、こうして普段使いしてみると、内装の古臭さは正直どうでもよく感じてきますし、いつ廃盤になってもおかしくない昔ながらのV8サウンドを楽しめるような車があるだけでもワクワクしますし、「レクサスが伝えたかったことってこういうことなんだな」と思ったりもします。


クルーズコントロールの操作系が古いのも、V8エンジン搭載&1,000万円以下を実現するためだと考えている

あとはドライビングサポートLexus Safety Senseのレーダークルーズコントロールですが、現代のトヨタ車のようなワンプッシュタイプのクルーズコントロールではなく、昔ながらのレバー式を引き継いでいますが、こうした旧世代のクルコンを変えてこなかったのも、V8エンジンの搭載と価格帯を抑えるためだと考えています。

そりゃ新世代の操作の方がスマートで使い勝手も良いですが、IS500の昔ながらのクルコンも使用していれば特に違和感も問題ないですし、たま~にウィンカーレバー操作と間違えてしまうぐらいでしょうか。

高速道路を活用した長距離移動以外は、特にクルコンを活用することもなく、レクサスとしても「V8のブリッピングや加速音を楽しんでほしい」というメッセージが込められているようにも感じます。

以上が、レクサス新型IS500 F SPORT Performanceが納車されて5か月経過してのインプレッションとなりますが、改めてこの時代にV8 NA搭載のスポーツセダンを販売してくれたこと、材料費や物流コスト高騰で1,000万円を超えても不思議ではない車を、850万円スタートで販売してくれたトヨタ/レクサスには心より感謝です。

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