(2024年)一部改良版・新型ハリアーの納期が半年以上…トヨタが2023年10月「2回目」の最新工場出荷目途一覧を更新!何と全車種の納期が全店舗で見える化!

(続き)トヨタの納期管理システム「J-SLIM」の使い勝手が更に向上するとの噂が…?

続いてトヨタの納期についてですが、トヨタでは、2023年1月より発売されたフルモデルチェンジ版・新型プリウスより、販売物流統合管理システム「J-SLIM(ジェイ・スリム)」を導入し、受注から生産計画、実際の生産状況、輸送、納車までの情報を統括して管理するシステムで、販売店が発注を入力すると、その車両がいつ工場を出荷し、販売店に到着するかが詳しく可視化されるというもの。

これまでは、販売店に納期を3カ月先までしか示せていなかったものの、同システムを導入したことで最長2年先まで示すことが可能になりました。

ただこのJ-SLIMは、新型プリウス以降の新型車のみに適応されていましたが、ロイター通信の報道によれば、トヨタが2023年内に国内の全販売店(ディーラー)・全車種で展開する方針を明らかにしたとのこと。

正確な納期を伝えることにより、顧客満足度を高めることで販売機会の損失を防ぐほか、実際の需要に基づいた生産効率の向上も図るとしています。


個人的に最も気になるのは”シレっ”と一部改良された新型ハリアーの納期

そこで、今回の販売物流統合管理システム「J-SLIM」の全車種&全販売店対応により、個人的に最も気になるのが、2024年モデルとして”シレッ”と一部改良された新型ハリアー(New Harrier)。

本モデルの改良については、グレード構成の見直しに加え、電動パワーバックドアの「ピッ、ピッ、ピッ…」音を廃止にしたことで、基本的に車両本体価格は据え置きのままとなっています。

そろそろマイナーチェンジで内外装デザインを変更し、大幅に商品力を高めても良いのでは?と思ったりもしますが、現時点でもガソリンとハイブリッドモデルの両方が「半年以上」の長納期となっていて、特にZ Leahter Packageの納期は不透明なところも多いようです。

J-SLIMの機能こそ、一般ユーザーにも開示することで満足度を高めてくれそうだが…

前述にもあるように、J-SLIMの納期管理が「まともに機能」しているのであれば、ハリアーの全グレードの具体的な納期状況が気になるところですし、他モデル同様に、トヨタ公式も工場出荷目途で「詳しくは販売店にお問い合わせください」とディーラーに丸投げするのではなく、一般ユーザーにも見える化するようなサービス(ユーザーの住まいと販売チャネルを選択すれば、各車の納期目安が可視化できる等…)に拡大することが、一番の顧客満足度向上につながるのではないか?と思ったりもします。

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Reference:Reuters