北海道釧路市にて、トヨタ30系プリウスを運転していた77歳の高齢ドライバーが親子をはねる→4歳の女の子が死亡…一方で同じ日に新型60系プリウスが安全性能で最高評価を獲得

(続き)トヨタ新型60系プリウスが予防安全性能の最高評価となるファイブスター賞を受賞!

先程は、トヨタ30系プリウスを運転していた高齢ドライバーによる死亡事故のニュースを取り上げましたが、一方で同日に国土交通省の公式プレスリリースより、フルモデルチェンジ版・新型プリウス(60系)が予防安全性能評価、衝突安全性能評価共に最高の「Aランク」を獲得し、更にファイブスター賞を獲得したことが明らかとなりました。

国土交通省の評価により、新型プリウスの予防安全性能と衝突安全性能、そして事故発生時の救助に関する評価は以下の通り。

①予防安全性能

自車が交差点右折時に直進してくる対向車や、交差点へ進入する際に交差する車両・自動二輪車を検出、ブザーと表示で衝突の可能性を知らせると同時に、プリクラッシュブレーキを作動、衝突回避や被害軽減をサポートする他、複数の予防安全システムをパッケージ化して標準装備。

踏み間違いなどによる衝突被害の軽減に寄与する踏み間違い時加速抑制装置は、歩行者や自転車を検知し加速抑制する低速時加速抑制機能を追加するなど支援範囲を拡大。


②衝突安全性能

7つのSRSエアバッグ、全方位コンパティビリティボディ構造で、万が一の衝突時の乗員の傷害低減に貢献。

歩行者傷害軽減ボディ構造で、万が一の衝突時の歩行者の頭部や脚部への衝撃を緩和。


③事故発生時の救助

事故時にエアバッグが展開した場合、自動でオペレータに接続して救援機関に通報するための車載通信機を標準装備。

車両データから重傷確率を推定してドクターヘリの出動を要請する先進事故自動通報システムにも対応。

via:国土交通省

ファイブスター賞を獲得した新型プリウスの評価結果の詳細をチェック

続いて、新型プリウスの自動車安全性能・評価結果の詳細をチェックしていきましょう。

[予防安全]・・・Aランク[96%(86.12/89点)]

AEBS(対車):100%
AEBS(対歩:昼):100%
AEBS(対歩:夜):100%
AEBS(対自転車):100%
車線逸脱抑制:100%
高機能前照灯:28%
ペダル踏み間違い時加速抑制:100%


[衝突安全]・・・Aランク[86%(86.48/100点]

フルラップ前面衝突:96%
オフセット前面衝突:91%
側面衝突:100%
後面衝突頚部保護:92%
歩行者頭部保護:67%
歩行者脚部保護:100%
シートベルトリマインダー:88%


[事故自動緊急通報装置]・・・先進型[100%(8/8点)]


[総合評価]
ファイブスター(★★★★★)・・・91%(180.60/197点)

via:国土交通省

以上のことより、新型プリウスの総合評価は最高ランクのファイブスター賞を獲得。

先程のペダル踏み間違い時加速抑制も100%でクリアしていることを考えると、この機能がしっかりと充実していれば、4歳の女の子の命も救われていたかもしれません。

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