マツダ新型CX-60/MAZDA3に累計約5万台の大量リコール!何と最大「5項目」の不具合が一挙に報告されたり、勝手に急ブレーキする恐れも?
(続き)衝突の可能性が無いにも関わらず、警報音が鳴り、突如として急ブレーキが発生する恐れアリ
続いて、マツダ新型CX-60の1車種・計20,671台に大量リコール。
不具合内容としては、サイドレーダーセンサにおいて、情報処理プログラムが不適切なため、センサが電波を出す角度を補正するための記録情報が、システム遮断時に消失することがあるとのこと。
そのため、センサが対象物の位置を正しく認識できず、前進あるいは後退時に警報音や被害軽減ブレーキが作動しないおそれがあり、また衝突の可能性がないにもかかわらず、警報音が鳴り、最悪の場合、急制動がかかるおそれがあるとして、改善対策を届け出ています。
対象モデルをチェックしていこう!
気になる対象モデルは以下の通り。
これによる事故は起きていないものの、既に67件もの不具合が報告されており、市場からの情報により明らかになっています。
【改善対策対象モデル一覧】
[対象型式/対象車台番号/製作期間/対象車台数][CX-60]
・3CA-KH3R3P/KH3R3P-100013~KH3R3P-110178/令和 4 年 7 月 5 日~令和 5 年 4 月 4 日/10,165台・3DA-KH3P/KH3P-100015~KH3P-107286/令和 4 年 11 月 18 日~令和 5 年 4 月 4 日/7,272台
・5BA-KH5P/KH5P-100009~KH5P-102429/令和 4 年 12 月 14 日~令和 5 年 4 月 4 日/2,421台
・5LA-KH5S3P/KH5S3P-100004~KH5S3P-100816/令和 4 年 10 月 19 日~令和 5 年 4 月 4 日/813台
改善措置としては、全車両、サイドレーダーセンサの制御プログラムを対策プログラムに修正し、サイドレーダーセンサの記録情報が消失している場合は、サイドレーダーセンサを対策品に交換する改善対策を実施するとのことです。
ところでリコールと改善対策、サービスキャンペーンの違いとは?
最後に、各自動車メーカーで定期的に届け出されているリコール/改善対策/サービスキャンペーンですが、これらの違いが一体何なのかを見ていきましょう。
リコールとは?
自動車が国の定める「道路運送車両の保安基準」に適合しない状態、または、適合しなくなるおそれがある状態で、原因が設計または製造過程にある場合に、その旨を国土交通省へ届け出て、ご使用のお客様にご連絡して無料で修理させていただくものです。
改善対策とは?
自動車が国の定める「道路運送車両の保安基準」に不適合状態ではないが、安全上または公害防止上放置できない状態、または、放置できないと判断される状態で、原因が設計または製造過程にある場合に、その旨を国土交通省へ届け出て、ご使用のお客様にご連絡して無料で修理させていただくものです。
サービスキャンペーンとは?
リコールまたは改善対策に該当しないもので、商品性の改善のために、国土交通省に通知し、お客様の自動車を点検、もしくは修理させていただくものです。
via:MAZDA