トヨタ新型シエンタが納車されて1年1か月が経過!これまでに起きた故障や不具合、トラブルは?競合のホンダ次期フリードを圧倒できる商品力を持つ?
(続き)トヨタ新型シエンタが納車されて1年1か月経過してのインプレッション
引き続き、トヨタ新型シエンタが納車されて1年1か月経過してのインプレッション内容を見ていきましょう。
コンパクトMPVとは思えないレベルの充実した装備内容
本モデルが納車されて1年1か月が経過しますが、常々思うのは「装備内容の充実さ」。
購入する前から分かっていたことではありますが、エントリーコンパクトMPVクラスでアダプティブハイビームシステム[AHS]やプロアクティブドライビングアシスト[PDA]、ブラインドスポットモニター[BSM]、予約ロック機能、疑似オートブレーキホールドとなるアダプティブクルーズコントロール[ACC]の停止保持機能、非常時給電式コンセント(AC100V/1,500W)、シートヒーター&ステアリングヒーター、パノラミックビューモニター[PVM](床下透過表示機能)が装備されているのは凄いこと。
昨今の新車・新型車では定番となっている機能ですが、改めてそういった機能が充実した車を1年以上所有してみると、装備のありがたみや偉大さに気付かされることが多く、「最近の車ってこんなにも贅沢になり、我々消費者側もそれ以上を要求するレベルにまで高くなり、贅沢になってきてるんだなぁ」と再確認。
コストを考慮して装備しなかったものもあるわけで…それが「買う価値が無い」とまで結論付けられるのは残念
それはシエンタに限らず、他の新車・新型車でも同様の話なのですが、「この装備があって当たり前」の時代になり、無ければその車は永遠に叩かれている印象で、特にシエンタの場合は電動パーキングブレーキ[EPB]+オートブレーキホールド[ABH]機能が備わっておらず、足踏み式パーキングブレーキが標準となっているものの、その機能が備わっていないだけで「シエンタは候補から除外」「EPBやABHが付いていないシエンタは買う価値が無い」「トヨタは無能」といった意見も。
確かにEPB+ABHは有れば便利ですし、一度知ってしまうとこれらの機能が搭載されていないモデルへと移行することは中々に難しいのですが、それでもボロクソに叩かれて「価値の無い車」と結論付けられるのはとても残念に思う所です。
それでも新型シエンタは十分商品力が高く、競合モデルのホンダ次期フリードにも勝てるかもしれない?
本モデルが発売されてから何かと批判されることの多かった印象を受けますが、発売されてからというもの、一般社団法人日本自動車販売協会連合会が毎月発表している、国産普通乗用車部門での新車販売・登録ランキングにおいては、常に10位以内をキープしていますし、2023年9月度は11,611台を登録し3位にランクイン、そして2023年4月~9月の上半期も、63,949台を登録し3位にランクインするほどの大人気モデルです。
そんなシエンタに対し、いよいよ2024年夏頃にホンダのフルモデルチェンジ版・新型フリードがデビューする?との噂が浮上していますが、このモデルに対抗する上で、おそらくフリードには搭載されないであろう機能は以下の通り。
・ドライビングサポート機能・プロアクティブドライビングアシスト[PDA]
・パノラミックビューモニター[PVM](床下透過表示機能付き)
・非常時給電式アクセサリーコンセント(AC100V/1,500W)
・ステアリングヒーター
・トヨタチームメイト・アドバンスドパーク
・天井サーキュレーター
この他にも、シエンタの商品力の方が優れているポイントがいくつか出てくるかもしれませんが、個人的にも次期フリードは気になる存在ですし、可能であれば購入してシエンタと比較インプレッションしてみたいところです。