雪の日の”コレ”は絶望だが便利!トヨタ新型シエンタで雪道移動→雪の壁で道幅が狭い上にクリアランスソナーが鳴らず、危うく接触しそうになる

(続き)大雪のときのドライビングサポート機能は、反対に事故につながる恐れも?

引き続き、トヨタ新型シエンタにて大雪の道を走らせて感じたことをまとめていきましょう。

大雪の日でもパノラミックビューモニター[PVM]はかなり使えるが…?

続いて、積雪のなかでのバック駐車時によるパノラミックビューモニター[PVM](床下透過表示機能付き)がこんな感じ。

従来のバックガイドカメラとは異なり画質も向上していて、本来なら走行時に大量の雪が付着しているはずなのに、こうしてほとんど雪が付着していないのは流石。

ただし、画像の左下にあるように「カメラ検知使用できません」という警告が表示されるため、パノラミックビューモニター[PVM]が起動しているからといって、クリアランスソナーも連動して働いているとは限りませんから、結局は自分自身の車両感覚に委ねられることになるため、最後まで油断できないところ。

今回は5ナンバーサイズのコンパクトなシエンタでしたが、これがミドルサイズSUVだったり、フルサイズSUVだったりすると、更にボディサイズが大きくなり、より一層の車両感覚が必要になりそうです。


白線認識用のレーンディパーチャーアラート[LDA]は危険?

大雪の日のクリアランスソナーが全く使えない一方で、積雪の場合だと白線認識用のレーンディパーチャーアラート[LDA]もほぼ使えないので注意が必要。

私も何度か体験済なのですが、ほとんど除雪されていない公道を走る際、アスファルトの路面も全く見えないほどに雪が積もり、おまけに中央分離帯には更に雪が溜まった状態になっていると、どのタイミングでLDAが誤認識するかわからない上に、白線からはみ出さないために減速支援も入って意図しない走りに入ると危険なので、個人的には積雪時のLDAはできるだけオフにするように心がけています。

ドライビングサポート機能は、時と場合によっては(大げさではなく)反対に事故を引き起こす恐れのある機能になるため、先の記載にもある通り、大雪のときはドライビングサポートや予防安全装備系はオフにすると、予期せぬ動きを最小限に抑えることができるかもしれません。

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