トヨタ新型プリウス(60系)が納車されて11か月が経過!実際に所有してみての装備や使い勝手などを再確認。「後席ドアを開けることができなかった人も」

(続き)トヨタ新型プリウスが納車されて11か月経過してのインプレッション

引き続き、トヨタ新型プリウスが納車されて11か月経過しての使い勝手などを再評価していきましょう。

ピラーマウント式ドアハンドルはまだ浸透していない?

続いてはプリウスのアウタードアハンドルについて。

60系では、2ドアスポーツクーペ風のスタイリングとするため、後席用のアウタードアハンドルを従来式からピラーマウント式に変更しています。

そのためスマートですっきりとした見た目へと変化しましたが、一方で初めてプリウスの後席を利用する方からすると、ちょっとした初見殺しに。

っというのも、知人や私の母を乗せる際に実際に起こった出来事として「この車って後ろのドアハンドルはどこにあるの?」と聞かれたことがあり、普段あまり車に乗り慣れていない方や、ピラーマウント式ドアハンドルをあまり認知していない方からすると特異な構造に思われるのかもしれません。

一度開け閉めしてしまえば問題ないのですが、普段からドアパネルに搭載されるドアハンドルに慣れている方からすると、プリウスやC-HR、ホンダ・ヴェゼル(Honda New Vezel)などの後席ドアハンドルはちょっと珍しいものというか、あまり親しみが無いのかもしれません。


地味に困る全USB Type-C化

続いてはユーティリティ関係について。

これはあくまでも私個人が勝手に思っていることなので、聞き流す程度に見て頂けるとありがたいのですが、プリウスに採用されるUSBポートが、全てType-Cに統一されていること。

バッテリーチャージャー用のUSBポートはType-Cで問題ないと思いますが、個人的に不便に思うのはメディア再生用のUSBポート。

上の画像の通り、左側のメディア再生用がType-Cのため、音楽再生用のUSBがType-Aということもあってわざわざ変換器を使用しなければならないのは面倒。

他の車で流用しているUSBメモリーがType-Aなので、こんな感じで流用するにはType-C → Type-Aに変換する機器を購入する必要があるわけですが、今後トヨタから登場するであろう新型車では、もしかするとオールType-Cに統一される可能性があり、そうなるとこうやって変換器を準備する必要がある?ということを考えると面倒。

それであれば、上の画像の日産の新型エクストレイル(Nissan New X-Trail, T33)のように、入力用USB1(Type-C)、入力用USB2(Type-A)という形で2ポート設けてくれたら良いのに…と思う所。

後席にUSBチャージャーが無いのは不便

あとUSBつながりでいえば、なぜか新型プリウスでは後席用のUSBポートを設けていないんですね。

これは後席を利用する子供からするとマイナスポイントで、長距離移動中は、後席にてスマホや任天堂スイッチ(Switch)を利用することも多く、ときにはUSBチャージャーを接続しながら利用することも多いため、そういったユーティリティが搭載されていないのは残念に思う所。

一応センターコンソールボックス内にUSBポートは2口設けられているものの、ケーブルの長さなどによっては後席まで届かないケースもあり、何よりもケーブルが噛むことなく通過できるラインがないため、後席用には向いてないのが正直なところ。

この点はあまりユーザーファーストではない印象で、先進装備や先進的なデザインなどに注力し過ぎて、ユーザーの使い勝手はあまり意識していないようにも感じられました。

1ページ目:デザインは特に問題なし?地味に嬉しいあの機能も備わっている?

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