ホンダ新型ZR-Vが納車されて8か月が経過!不満に思う部分も多い…競合エクストレイル(T33)と異なり、茶道のお客さんからは後席の座り心地などは不評

(続き)ホンダ新型ZR-Vが納車されて8か月経過しての不満ポイントは?

引き続き、ホンダ新型ZR-Vが納車されて8か月経過しての不満ポイントをいくつか見ていきましょう。

スマートキーに番号が振り分けられるのは不便

続いては、ZR-Vのスマートキーに➀と②の番号が振り分けられている件について。

これは直近のホンダの新型車にて採用されているものなのですが、特にZR-Vの場合は、シートが電動パワー式な上に2種類のシートポジションメモリー機能が備わっているんですね。

その関係で、①のスマートキーで解錠してドアを開けると、1番目に登録したシートポジションに自動的に設定され、②で解錠してドアを開けると、2番目に登録したシートポジションに自動的に設定される仕組みになっています。

当初は、この機能の利便性の高さを評価していたものの、例えば家族旅行や長距離移動で利用する際はちょっと面倒。

➀が妻用のスマートキーだとすると、解錠してドアを開けると妻のシートポジションになるため、その都度シートを後方までスライドし、シートポジションメモリー②を押して自分自身のシート位置に調整しなければならないんですね。

基本的に運転する人が一人だけだったり、奥さん専用もしくは旦那さん専用の車として活用するのであれば、何ら問題の無い機能だと思いますが、こうしてファミリーカーとして活用するとなると、ナンバリングされたメモリー式スマートキーの機能が一気に邪魔に感じてしまいます。

とにかくドアのアンロックの反応が鈍い

ドアロック・アンロックに絡めての話になりますが、ZR-Vのドアアンロックの反応がかなり鈍いのも不満。

具体的には、スマートキーをバッグやポケットに入れた状態で、アウタードアハンドルの内側に指を当ててドア解錠しようとしても、中々に反応せずに開けることができないことが多いんですね。

スマートフォンなどと電波が干渉しているから?と思ったりもしましたが、スマートフォンを持たない状態でも同様の問題が起きるため、「初期ロット特有のものなのだろうか…」と思ったり。

しかしながら、SNSなどを見てみると同様の問題で悩まれているオーナーさんも多いですし、初期ロット特有のものというわけでは無さそう。


ヘッドアップディスプレイが搭載されていない

最後は、ヘッドアップディスプレイが搭載されていないということ。

これは不満に感じるというよりも、「何で付けないのだろう?」という疑問の方が大きく、DセグメントSUVという立ち位置でありながら、競合モデルにはトヨタ・ハリアー(Toyota Harrier)/RAV4やマツダCX-5と人気モデルばかり。

特にこれらの競合モデルでは、ヘッドアップディスプレイを搭載していることが多いのですが、なぜかZR-Vでは搭載されず。

2024年3月に発売されるフルモデルチェンジ版・新型アコード(New ACCORD)には搭載されるヘッドアップディスプレイですが、ホンダとしてはフラッグシップモデルのみに採用したい機能なのか、それともCR-Vの存在があるから、ZR-Vには搭載できないという謎の拘りがあらからなのかは不明です。

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