燃費ヤバいな…ホンダ新型シビックタイプR(FL5)で往復100km走らせての平均燃費は「約14km/L」→トヨタ新型アルファードとあまり変わらない燃費だった件

(続き)ホンダ新型シビックタイプR(FL5)にて約100km走らせてのインプレッション

引き続き、ホンダ新型シビックタイプR(FL5)に高速道路をメインとした往復約100km走らせてのインプレッション内容を見ていきましょう。

エンジンオイル添加剤は投入しておいて良かった

続いては、エンジンオイル添加剤の効果について。

以前1台目として所有していたチャンピオンシップホワイトのFL5では、納車されて1年経過しないタイミングで、ホンダ純正ディーラーオプションとなるエンジンオイル添加剤を投入しましたが、今回のソニックグレーパールの個体では納車前に投入済み。

エンジンオイル添加剤を投入した目的としては、パフォーマンス維持や燃費向上以外にも「エンジン音や振動の軽減」「エンジン内部の摩擦や摩耗の低減」「エンジン内部の洗浄」なども得られる可能性があるため。

実際のところ、エンジンオイル投入前後ではアイドリング時の振動やフリクションも抑えられているような印象です。


無料高速を走れば、ほぼほぼATと変わらない走りだが…?

信号の多い下道を走行したあとは、ようやく無料高速道路へ。

周りの流れに合わせつつ、高速巡航の際はアダプティブクルーズコントロール[ACC]で定速巡航することが多いため、ほぼほぼシフト位置としては6速固定。

ただFL5のACCの場合は、常に6速固定のまま定速巡航を行うため、前方車両との車間距離が近くなると、6速固定のまま減速することになるため、場合によってはエンブレが弱いためにブレーキランプを頻繁的に点灯させながら強くブレーキすることが多いんですね。

その場合は、6速 → 5速にシフトダウンしても、ACCは解除されず定速走行を維持し続け、しかしエンジンの回転数は高いままなので、エンジンブレーキは強めかもしれないのですが、燃費が悪くなるというデメリットが発生します。

どうしても本能的に「エンジンを回しくなる」

あとは、トンネルに入ったときのエンジンサウンドと無駄なシフト操作。

トンネルに入ると、どうしても余計にシフトダウンしてブリッピングさせ、高い回転数を維持しながら走らせることが多いのですが、今回はあくまでも慣らし運転で、できるだけ回転数は上げずに定速走行。

普段走り慣れている道で、おまけに低回転&低燃費な走りは気にならなかったのに、FL5に乗ってしまうとどうしても「エンジンを回したくなる」というのは、ある意味で本モデルに乗っているときの楽しさと本能の表れなのかもしれませんね。

往復約100km走らせての区間平均燃費は?

そして今回、約7割が高速道路メインで走らせた場合の区間平均燃費。

赤の部分が上りメインの往路、黄色の部分が下りメインの復路になります。

[往路]
走行距離:55.8km
平均燃費:12.2km/L
ガソリン消費量:4.6L
走行時間:60分


[復路]
走行距離:55.7km
平均燃費:16.6km/L
ガソリン消費量:3.4L
走行時間:54分


[往復]
走行距離:111.5km
平均燃費:13.9km/L
ガソリン消費量:8.0L
走行時間:114分

以上の通り、往復での区間平均燃費は13.9km/Lと排気量2.0L 直列4気筒VTECターボエンジンを搭載するスポーツカーとは思えない燃費。

ちなみに、前回ほぼ同じルートでトヨタ新型アルファード(Toyota New ALPHARD)で走らせたところ、排気量2.5L 直列4気筒自然吸気エンジンを搭載しても往復燃費は15km/Lとこれまた優秀ですし、アルファードに近い燃費をたたき出したのもお見事だと思います。

刺激的なスポーツカーでありながらも、実は環境にも配慮したエコスポーツモデルだと思うと、この時代に販売されたことは、ある意味で奇跡なのかもしれないですね。

1ページ目:シビックタイプR(FL5)のシフトフィールは最高で、MT初心者にこそ乗ってほしい車?

ホンダ新型シビックタイプR(FL5)関連記事