何とオーナーは日本人!世界限定3台のみ販売されたケーニグセグ・アゲーラRSRがドバイの競売に出品!予想落札価格は約5億円…日本から離れてしまうのは悲しいな

(続き)UAEドバイのオークションに出品されるケーニグセグ・アゲーラRSRを見ていこう

引き続き、日本人オーナーに納車されたケーニグセグ・アゲーラRSRの仕様を見ていきましょう。

ドア開閉の正式名称は何と「26文字」!

そしてこちらは、ケーニグセグのアイコンともいえるラプタードア。

正式名称は「ディヘドラル・シンクロ・へリックス・アクチュエーション・ドア」ととんでもなく長く、初見では一発読みが難しい名称でもありますが、こうした個性的なドア開閉は珍しいですし、何よりも駐車するときに幅を有するため、かなり非実用的でもあります。

インテリアもとてもシンプルで、ブラックレザーとカーボンファイバーのオーナメントパネルを採用。

メーターはアナログではなく液晶となっていますが、フルスケールでの最高速度が450km/hというのも中々のインパクトがありますね。

ちなみに走行距離は、僅か993kmと全く走られておらず、基本的にはオーナーの企業が主催するイベントの展示用として活用されていました。


タイヤの空気圧は3種類の適正値があるようだ

こちらも中々にユニークですが、何とアゲーラRSRには3種類の空気圧設定があるようで、どうやら公道やサーキット、そして速度によって適正空気圧を変えているようです(ある意味親切な表記だと思う)。

具体的には、公道走行用のNormal Speed(~350km/h)の場合、フロント230kPa/リヤ250kPa。

公道走行用のHigh Speed(MAX395km/h)の場合、フロント250kPa/リヤ280kPaとなっていますが、さすがに公道で395km/hは無茶ぶり。

そしてサーキット専用となるTrack Drivingの場合、フロント210kPa/リヤ230kPaと、グリップとタイヤの柔らかさ重視で空気圧は低めのようですね。

アゲーラRSRの予想落札価格は?気になる日本人オーナーの正体は?

続いて本モデルの予想予想落札価格ですが、RM Sotheby’sオークションとしては2,800,000ドル~3,400,000ドル(日本円に換算して約4.2億円~約5.1億円)とのことです。

そして最後に、このモデルを所有していた人物は、芝浦グループホールディングスの元CEOである新地哲己 氏で、同氏は2022年10月14日に69歳という若さで逝去(福岡県民新聞)。

新地 氏といえば、世界限定3台のみとなるケーニグセグ・アゲーラRSRだけでなく、日本で一番最初にブガッティ・シロン(Bugatti Chiron)が納車され、日本で2番目となるパガーニ・ウアイラロードスター(Pagani Huayra Roadster)も納車され、芝浦グループ主催のメガスーパーカーモーターショーにも出展されました。

そして、2022年夏にはドバイのハイパーカーメーカーであるWモータース・フェニアスーパースポーツ(W Motors Fenyr SuperSport)や、デヴェルモータース・デヴェルシックスティーン(Devel Motors Devel Sixteen)が納車されるなど、超ド級のハイパーカー達を所有する世界的有名コレクターでもありました。

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Reference:RMSotheby’s