どうやらZ世代は手引き式ハンドブレーキを知らないらしい。自動車学校でも電動パーキングブレーキが主流となり、足踏み式も何れ絶滅危惧種に?

(続き)確かに公道にて見かける自動車学校の教習車は、電動パーキングブレーキを搭載しているモデルが多めかも

引き続き、最近の自動車学校の教習車について見ていきましょう。

云われてみると、先程のAT限定免許の取得率を見ても思いますが、直近で見かける自動車学校の教習車はレクサスISやBMW、アウディなど、安全装備や機能性を充実させたものが多く、電動パーキングブレーキを搭載しているモデルが多いようにも思えたり。

なかには、マツダ・デミオ/MAZDA2をベースにしたセダンタイプの教習者や、アクセラ/MAZDA3のセダンモデル、ホンダ・グレイスなど、電動パーキングブレーキを備えていないものもありますが、自動車学校によっては安全性の観点から、手引き式ハンドブレーキや足踏み式パーキングブレーキ搭載車を遠ざけるところもあるのかもしれません。

とはいえ、これまで当たり前のように見かけてきたステッキタイプの手引き式ハンドブレーキや足踏み式パーキングブレーキが、今後徐々に淘汰される可能性があることを考えると、もしかすると今後の自動車学校では、手引き式や足踏み式は教科書でしか習わない?という可能性も考えられるかもしれませんね。

ちなみに私が自動車学校に通っていた頃は、「フットブレーキが効かなかったときに、サイドを引くことで緊急ブレーキにもなる(しかも仮免講習のときに体験済み)」「MTでの坂道発進のときは、引いたサイドブレーキを徐々に解除していく」など、結構当たり前のように聞いていたキーワードだったと記憶しています。


電動パーキングブレーキでも、緊急ブレーキを作動することができる

ちなみに、走行中にフットブレーキが効かなくなる、もしくはドライバーが気を失って操作できなくなるなどの問題が生じた場合でも、電動パーキングブレーキにて緊急停止機能を作動することが可能なので、知識として知っておくのも良いかもしれません。

走行中に電動パーキングブレーキレバーを引き続けると、緊急停止機能が作動する仕組みになっています。

これにより、油圧ブレーキをイ使用して安全に減速し、停止後にパーキングブレーキを作動させることができるので、助手席に乗っている人でも、ドライバーが走行中に何か異変があったときは、こうした緊急機能で対処するのも一つかもしれません。

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Reference:ベストカー