こんな相談を受けた。「トヨタ新型シエンタは買いなの?電パ&オートブレーキホールド無いけどしんどくない?」→今日までしんどいと思ったことが無い

(続き)トヨタ新型シエンタを検討する知人からの相談内容を見ていこう

引き続き、トヨタ新型シエンタの購入を検討する知人の相談内容について見ていきましょう。

オートブレーキホールド機能が搭載されていないことに不安?

サイズ感に関しては、ひたすら運転して慣れていくしかない!ということで納得していただきましたが、もう一つ不安に思っていたのが機能面について。

具体的には、シエンタには電動パーキングブレーキ[EPB]+オートブレーキホールド[ABH]が搭載されておらず、足踏み式パーキングブレーキが搭載されているため、信号待ちや渋滞時のABHは必須だとか。

ちなみに彼が現在所有しているのは、4代目前期型のダイハツ・タントカスタムターボになるため、EPB&ABHが搭載されているので、この良さに気付いてしまったがために、先程のサイズ感含めて、EPB&ABHが搭載されたコンパクトカーを見つけることができなかったそうです。


シエンタの一部グレードには、疑似的なオートブレーキホールドが搭載されている

なお知人からは「シエンタってオートブレーキホールド付いてないけど、長距離運転のときしんどくないですか?」と聞かれたのですが、私は即答で「全然疲れたことないですよ。確かにABHは搭載されていませんが、疑似的な機能が備わっているので、それに慣れてしまえば楽です」と回答。

どうやら知人は疑似的なオートブレーキホールド機能を知らなかったそうで、実際に知人に助手席に乗っていただき、私が運転して実演することに。

レーダークルーズコントロールの停止保持機能を応用することで、疑似的なABHが可能に

やり方としては至ってシンプルで、信号待ちや渋滞で停車した際、自車の速度が0km/hで停まっていることを確認した上で、上の画像の赤丸にあるレーダークルーズコントロールを押すだけで停止保持機能モードになるため、このままブレーキペダルから足を離してもブレーキが維持されるんですね。

発進するときは、従来通りアクセルを軽く踏めば停止保持が解除されて発進 → 再びレーダークルーズコントロールスイッチを押すことで解除されるので、特に複雑な操作をする必要はありません。

この説明をすると、知人も驚いていた様子で「こんな機能があるの知らなかった…これなら長距離移動も楽そうですね!」と語り、気持ち的には買う気満々。

ただ、この機能は上級グレードのHYBRID Zでしか搭載されていないため、価格帯を抑えるようなGグレード/Xグレードでは搭載されていないことを考えると、グレード縛り且つ価格帯も高いのがネック。

そういった注意すべきポイントを伝えた上で、トヨタディーラーにて商談・試乗をするとのことですが、老婆心ながらも「2024年夏には、シエンタの競合モデルとなるホンダから新型フリードが発売される予定で、そのモデルには全グレードに電動パーキングブレーキ&オートブレーキホールドが搭載される予定ですよ」と伝えると、ホンダにはあまり興味が無いそうで、今回はシエンタ一択で考えているようです。

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