【独自調査】トヨタ新型ランドクルーザー300に盗難対策している人って何割ぐらいいるの?新型タンドラ/レクサスLX600がエンストする恐れがあるとしてリコール

(続き)品質や信頼が高いことで有名だったトヨタだが、最近は品質面での問題が多い気がするが…

続いて、アメリカ市場向けとして販売されているフルサイズピックアップトラックのトヨタ新型タンドラ(Toyota New Tundra)と、フラッグシップSUVモデルでお馴染みとなるレクサス新型LX600。

これらのモデルに搭載される排気量3.5L V型6気筒ツインターボエンジンが突如として停止(エンスト)する恐れがあるとしてリコールが届け出されています。

海外カーメディアCARBUZZの報道によると、アメリカにて販売される2022年~2023年モデルのタンドラとレクサスLX600の両モデルあわせて約102,000台がリコールの対象になるとのことですが、なぜこのような不具合が発生したのでしょうか?


そもそも、何が原因でガソリンタイプのV型6気筒ツインターボエンジンがエンスト?

今回リコールの対象となったのは、先述にもある通りタンドラやLX600に搭載されるガソリンタイプのV35A-FTS型V型6気筒ツインターボエンジン。

なぜこのガソリンエンジンがエンストする恐れがあるのか?についてですが、どうやら「エンジンの製造時に機械加工による破片が除去されなかった恐れがある」とのこと。

エンジン内部に小さな破片があると、さまざまな問題を引き起こす恐れがあるわけですが、具体的にはエンジンのノッキングや不調、動力喪失、さらには始動不能が発生する恐れがあるとトヨタUSAが説明。

高速道路にて走行中に動力が失われた場合、最悪の場合に衝突事故が起こる恐れがあるわけですが、この問題に関連する事故が報告されているかどうかについては、トヨタUSAは言及していないとのこと。

トヨタは、現在この問題の修正方法を開発中であると述べていますが、具体的な対応策については明らかにしていないことから、もしかすると全ての車両を対象に対策品へと交換する可能性も考えられそう。

一方、タンドラやLX600を所有するオーナーに対しては、2024年7月までに通知もしくは連絡がいく予定で、リコールの対象かどうかについては、トヨタUSAのリコールポータルもしくは、米国道路交通安全局(NHTSA)のウェブサイトにアクセスすることで自車のVINコードを入力 → 対象か否かを検索することが可能です。

なお新型タンドラについては、2023年にもガソリンモデルとハイブリッドモデルの両方を対象に、累計168,000台ものリコールを届け出ていて、そのときは大きな火災リスクのある欠陥のある燃料ラインを備えた状態で販売したとして、ユーザーが集団訴訟を起こしたことで話題になりました。

今回のガソリンエンジンの不具合、日本向けのランクル300やLX600は大丈夫なの?

そして個人的に気になることとして、今回の不具合並びにリコールの届け出は、アメリカ市場向けのタンドラとレクサスLX600だったわけですが、同じV35A-FTS型エンジンを搭載する日本市場向けの新型ランドクルーザー300(New Land Cruiser 300)や、レクサスLX600もリコールの対象になるのでは?といった不安も。

現時点では、トヨタディーラーにもメーカーから通達は来ていないとのことですが、最悪の場合、全ての車両がリコールの対象ということも考えられるかもしれませんね。

1ページ目:ランクル300の社外システムセキュリティを装着しているユーザーは意外に少ない?

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