日産の新型セレナe-POWER LUXION(C28)のリコール後に異変?!「ハンドル支援の警告画面が出づらくなった」「ディスプレイオーディオの起動が若干早くなった」等

リコール措置により、私の新型セレナ(C28)のナビゲーション関連などが大幅に改善された?

2024年6月中旬、私が所有する日産の新型セレナe-POWERルキシオン(Nissan New Serena e-POWER LUXION, C28)[2WD]リコール対応のため、ディーラーへと入庫 → プログラムを改善していただくことに。

不具合内容としては以下の2種類で、何れもプログラム修正で改善可能で、作業時間としては1時間半ほどとなります。

[不具合➀]

車載コントロールユニット間の通信制御装置(CANゲートウェイ)において、制御プログラムが不適切なため、車載コントロールユニットの通信不良に至ることがあるとのこと。

そのため、走行中に警告灯が点灯し、運転支援システムが使用できなくなる、または、始動不良に至るおそれがある。


[不具合②]

ナビゲーションコントロールユニットにおいて、制御プログラムが不適切なため、ナビゲーションシステムが正常に作動しなくなることがあるとのこと。

そのため、直前直左確認用のカメラ映像が表示されないことがある。

また、一部の車種については、車載コントロールユニット間の通信制御装置(CANゲートウェイ)において、制御プログラムが不適切なため、ナビゲーションシステムの異常を検知した場合に、エンジン/e-POWERシステムの始動ができなくなるおそれがある。

今回のプログラム改善により、上記の不具合内容の改善以外にも、どうやら別の機能も改善されている可能性が高く、実際に私が体感した改善されたと感じるポイントを見ていきたいと思います。


リコール対応による一部仕様変更?ハンドル支援の警告が出づらくなった

まずは、今回のリコール対応で最も大きな変化を受けたのがハンドル支援の警告画面の表示頻度。

セレナ(C28)の場合、プロパイロット(ProPilot)にて運転中、ハンドル操作に変化がないと警告画面が表示される仕組みになっていて、その警告画面の表示頻度は他のメーカー車両と比べてかなり多め。

セレナ(C28)のステアリングは、トルクセンサー式ではなく静電容量式になるため、ほんの少しでもステアリングを握っていると警告画面は表示されないはずなのですが、直線などでステアリングを握っているだけでも、上の画像のように「警告画面」が表示されて鬱陶しいんですね。

しかもステアリングを一瞬でも離したりすると、わずか1秒~2秒ほどで警告画面が表示されるため、飲み物を飲むだけでも少々ストレスに感じるところ(ホンダの場合だと10秒以上、トヨタの場合だと5秒以上経過しても警告画面が表示されないことが多いのに…)。

1秒~2秒の警告表示から、4秒以上の経過で警告表示に

しかしながら、以前国土交通省に届け出された電装関係のリコールにより、私のセレナe-POWER LUXION(C28)もリコールの対象だったため入庫してきたのですが、リコール対応後のハンドル支援の警告画面が表示する頻度が圧倒的に少なくなったんですね。

今回のリコールにより、もしかするとハンドル支援のプログラム修正も必要だった?のかは不明ですが、プロパイロット1.0作動中にステアリングを離して1秒~2秒で警告画面が表示されていたのが、4秒以上経過して表示されるようになりましたし、直線でステアリングを(左右に動かすことなく)握っているだけでも警告画面は表示されなくなったため、使い勝手が大幅に向上したように感じられます。

個人的に不満に感じていたハンドル支援の煩わしい警告画面ですが、まさか今回のリコールをきっかけに改善された可能性があるのは意外で、もしかすると全国のセレナ(C28)ユーザーから指摘を受けていた案件なのかもしれませんね。

あとはプロパイロットを起動した瞬間に、ブレーキランプを点灯させるような理解不能な減速を解消してほしいところです。

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