マツダがロードスター生誕35周年を記念した特別仕様車を2024年に発売予定!気になる仕様は?ケーニグセグ・ジェスコが0-400-0km/hの加減速最速記録を更新&火災問題の原因も判明

(続き)ケーニグセグが命をかけた世界最速記録を「4つ」も更新!

ケーニグセグが世界限定125台のみ販売した、ノンハイブリッドハイパーカーの新型ジェスコ(Koenigsegg New Jesko)。

日本人実業家である前澤友作 氏も購入したことで有名な個体ですが、このモデルが0-400-0km/h含めた世界記録を4つも更新し、更に以前話題となったジェスコの炎上事故に関する詳細も明らかとなりました。

ちなみに、今回最速記録を更新したのは、ジェスコをベースにした特別仕様車のジェスコ・アブソリュート(Jesko Absolut)となっています。


以前更新したレゲーラよりも更に速く「加減速」が可能なジェスコ

こちらが2024年6月27日、スウェーデンの飛行場にて行われたジェスコ・アブソリュートの世界最速記録。

まず0-400-0km/hの加減速時間においては、驚異の27.83秒を達成し、これは2023年にケーニグセグ・レゲーラ(Regera)が更新した28.81秒よりも0.98秒速い記録となります。

この記録は、ケーニグセグのテストドライバーであるマルクス・ルンド氏が樹立したもので、車両はもちろん「完全に認証された標準生産車」。

ちなみにこの日は、0-400-0km/hの加速時間だけでなく、0-400km/hの加速時間が18.82秒、0-402km/hの加速時間が19.20秒、0-402-0km/hの加速時間が28.27秒という、合計4つもの世界最速記録を更新しました。

ケーニグセグによると、予備走行は2024年6月26日に行われたものの、「気温が最適値より高かった」と説明。

その結果、彼らは6月27日の午前5時まで待ち、「標準の納車時の状態/E85燃料投入/標準装備のミシュラン製パイロットスポーツカップ2Rタイヤ装着」のジェスコ・アブソリュートを使用して記録更新。

同社はさらに、ロールケージとOne:1ドライバーシートの追加のみが変更点だったと述べています。

なおケーニグセグは、「ジェスコ・アブソリュートは、特に直線速度向けに設計されている」と述べ、「車体は前面面積が小さく、高圧空気を放出するための限定されたターゲットベントを備え、アクティブエアロはなく、すべて抗力を最小限に抑えるように設計されています」と説明。

流線形のデザインに加え、パワートレインは排気量5.0L V型8気筒ツインターボエンジンを搭載し、E85燃料を投入することで最高出力1,622psを発揮します。

ケーニグセグCEOであるクリスチャン・フォン・ケーニグセグ氏は、「この記録走行により、ジェスコ・アブソリュートのシミュレーションおよび計算された性能の正確性が実証され、この車が世界最速の完全認証量産車になるという大きな自信が生まれました。あとはタイヤのテスト、開発、承認を待つのみで、ようやく記録に挑戦できるようになります」と述べています。

KOENIGSEGG Jesko Absolut | 0-400-0 km/h – NEW WORLD RECORD

ギリシャにて発生したジェスコの炎上事故にも原因判明!

そしてもう一つ注目されているのが、2024年6月15日にギリシャにて発生した、ジェスコのワンオフモデルが炎上した件について。

この炎上事故が発生したあと、ケーニグセグはジェスコを所有するオーナー全員に「運転禁止命令」を出したことで更に話題となりました。

その後の6月20日、同社は「24時間体制の調査」を経て、さらにいくつかの詳細を発表していたことが発覚。

どうやら「燃料タンク、エンジンオイル、ギアボックスオイルシステムは無傷であり、火災の原因ではない」と述べ、加えて「車の後ろに油圧液の筋がある」ことを明らかにし、加圧油圧システムの調査に至ったとのこと。

ここから最終的に、リアの油圧ホースが損傷していることを発見し、これが明らかに火災の原因であることを示していると述べました。

なおケーニグセグは、走行禁止命令を認めた上で、「現在、生産中のジェスコ全台と現場にあるジェスコ全台について、このエリアにある油圧ホースの設置状態を点検し、設置に問題がないことを確認している」と説明。

同社はまた、漏れを検知して油圧システムを直ちに停止し、火災を防ぐソフトウェアのアップデートに取り組んでいることも明らかにしています。

1ページ目:マツダがNDロードスターをベースにした35周年記念モデルを発売することが明らかに!

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Reference:Instagram(Koenigsegg)