日本は大丈夫?北米にてトヨタ新型タンドラとレクサスLX600のエンジンに「異物混入」の恐れがあるとして約10万台にリコール→新品のエンジンに交換と発表
(続き)日本国内にて届け出されたランクル300とLX600のリコール内容をおさらい
先程のエンジンに関する不具合とリコールに関しては、あくまでもアメリカ市場に限定されるものですが、一方で日本市場向けに販売されたトヨタ新型ランドクルーザー300とレクサスLX600に関するリコール内容をおさらいしていきましょう。
➀:ブレーキアクチュエーターとボディに関するリコール
まずは、2022年4月に国土交通省に届け出されたランクル300やLX600などを含む11車種・累計88,161台を対象としたリコールについて。
このリコールについては、横滑り防止装置[VSC]と、エンジンルーム内のショックアブソーバ取付け付近のボディに関するもので、前者はVSCが作動しない恐れ、後者は走行安定性を損なう恐れがあるとしてリコールを届け出ています。
②:トランスミッションとパノラミックビューモニター[PVM]に関するリコール
続いては、2024年2月に国土交通省に届け出されたランクル300やLX600などを含む3車種・累計32,948台を対象としたリコールについて。
このリコールについては、トランスミッションの多板クラッチのディスク形状及び駆動伝達に関する制御の検討が不十分だったことが挙げられました。
そしてもう一つが、パノラミックビューモニター[PVM]において、制御プログラムが不十分なために、カメラ映像が映らないとして保安基準不適合となりました。
ちなみに、何れの不具合も私が所有するランクル300/LX600の両車は対象となり、既にトヨタ/レクサスディーラーにてリコール対応済みとなっています。
③:パノラミックビューモニター[PVM]に関する不具合
最後は、レクサスLX600含む25車種・累計235,077台を対象とした大規模リコール。
こちらはランクル300は含まれていないものの、レクサスLX600が対象となっており、パノラミックビュー[PVM]またはバックガイドモニターにおいて、溶着設備の管理が不十分なため、カメラケース接合面の防水性が確保できず、雨水等が浸入することがあるとのこと。
そのため、回路が腐食して導通不良となりカメラ映像が映らず、車両周辺が確認できないおそれがあるとしてリコールが届け出されています。
本件については、私のLX600もリコールの対象となっていて、おまけに新品のカメラに交換することになったため、既にレクサスディーラーにて改善されたカメラに交換して頂いています。
1ページ目:アメリカ向けトヨタ・タンドラ/レクサスLX600にエンジン関連のリコール→対象全て新品に交換?!
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Reference:motor1.com