今度はメルセデスベンツ「Gクラス」のパクり?インドメーカ・フォースがレトロなクロカンモデル「グルカ(Gurkha)」を世界初公開

2020-05-27

~トヨタ「ランドクルーザー」のコピー版に加えて、こちらもメルセデスベンツからお叱りを受けそうな一台だ~

2月6日~2月9日まで、インドのニューデリーにて開催中のオートエキスポ2020にメルセデスベンツ「Gクラス(Mercedes-Benz G-Class)」にそっくりなクロカンモデルが登場。
今回このモデルを発表したのは、インドのTraxユーティリティモデルを製造フォース・モータースで、名前は「グルカ(Force Motors Gurkha)」と呼ばれるそうですが、おそらくはネパールの山岳民族から構成される戦闘集団”グルカ兵”から来ているものと予想されます。

なお、競合モデルにはインド市場専売モデルとなるマヒンドラ「タール(Mahindra Thar)」が対象になるそうですが、元々「グルカ」は衝突試験基準と歩行者安全基準を満足していなかったこともあって、その点については細かく改良を施しているとのこと。


~クロカンモデルらしいアクティブさを向上させた一台~

今回公開されている画像はこの1枚のみとなりますが、スズキ「ジムニー」やメルセデスベンツ「Gクラス」といったレトロな外観を持ち、先代にて発表されたフォース・モータースのSUVモデルに比べてバンパーやライトクラスター、グリルデザインが変更され、足回りのホイールアーチクラッディングもワイドに進化しています(足元のアルミホイールは16インチで、タイヤサイズは245/70のチューブレスタイプ)。

ちなみにこちらが本物のメルセデスベンツ「Gクラス」。
フロントデザインはところどころ異なるものの、特徴はしっかりと掴んでいるのではないかと思いますね。

~利便性と安全装備も向上~

インテリアは公開されていませんが、オフロードテイストに加えて日常的な乗り物として活用できるように利便性を図っているとのこと。
具体的には、ダッシュボードのフラットにすることに視界を広くし、タッチスクリーンインフォテイメントシステムの操作性向上、そして後席は2人乗りキャプテンシートを採用しているそうです。

安全装備については、デュアルエアバッグやABS、リヤパーキングセンサー、パワーウィンドウ、LEDデイタイムランニングライトを採用しています。

パワートレインについては、インドのBS6排出ガス基準を満足するために、先代モデルより採用の排気量2.6L 直列4気筒ディーゼルエンジンを採用(最高出力やトルクは不明)。
トランスミッションは5速MT、駆動方式は四輪駆動(AWD)のみをラインナップしています。
なお、新型「グルカ」の価格帯は明らかになっていませんが、2020年5月頃より発売スタートするとのことです。

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Reference:AUTOCAR