プジョー「5008」やBMW「1シリーズ/2シリーズ/3シリーズ」のディーゼルモデルにリコール。最悪の場合、火災に至る恐れアリ

2020-05-27

~最悪の場合、スペアタイヤが外れる恐れも~

プジョー「5008」の1車種・159台にリコール。
リコール内容としては、スペアタイヤ・サポートにおいて、取付ナットの締め付け指示が不適切なため、規定トルク通りに締め付けられていないものがあるとのこと。
そのため、車両振動等により取付ナットがゆるみやスペアタイヤ・サポートが変形し、最悪の場合、スペアタイヤが脱落して他の交通を妨げるおそれがあるとしてリコールを発令しています。

対象モデルをしっかりとチェックしていこう!

なお、気になる対象モデルは以下の通り。
これによる事故や不具合は発生しておらず、本国からの情報により明らかになっています。

【リコール対象モデル一覧】
[対象型式/対象車台番号/製作期間/対象者台数]

[5008]
・ABA-P875G01/VF3M45GZWJL036475~VF3M45GZWJL065890/平成30年8月27日~平成30年11月27日/156台

・3BA-P875G06/VF3M45GFRJL078532~VF3M45GFRJL089353/平成31年4月29日~平成31年4月29日/3台

改善措置としては、全車両、スペアタイヤ・サポート取付ナットの締め付けトルクを点検し、異常が認められる場合には、取付ボルトおよび取付ナットを新品に交換して規定トルクで締め付けるとのこと。
なお、スペアタイヤ・サポートに変形が認められる場合は、スペアタイヤ・サポートを新品に交換するリコール作業を実施するとのことです。


~何度目かわからないBMWディーゼルモデル火災に関するリコール~

続いては、BMW「1シリーズ/2シリーズ/3シリーズ/MINI」他9車種・計397台にリコール。

リコール内容としては、ディーゼルエンジンの排気ガス再循環装置(EGR)モジュールにおいて、排気ガス冷却装置の耐久性が不十分であるため、冷却水が漏れるものがあるとのこと。
そのため、排気ガスに含まれる煤が冷却水と混合して排気ガス再循環装置(EGR)モジュールの内部に堆積し、高温になった堆積物がインテークマニホールドに流入し付着して、インテークマニホールドが溶損すると、エンジン出力が低下するとともに、エンジン警告灯が点灯し、最悪の場合、火災に至るおそれがあるとしてリコールを発令しています。

【リコール対象モデル一覧】
[対象型式/対象車台番号/製作期間/対象者台数]

[118d]
・LDA-1S20/WBA1S52050V845354/平成 29 年 4 月 28 日/1台

・LDA-1S20/WBA1S520605K16069/平成 29 年 7 月 18 日/1台

[218dアクティブツアラー]
・LDA-2C20/WBA2C120507A37118/平成 29 年 6 月 15 日/1台

[320d]
・ LDA-8C20/WBA8C560X0NU84211 ~ WBA8C56040NU85886/平成 29 年 5 月 26 日 ~ 平成 29 年 11 月 10 日/27台

[523d]
・LDA-JC20/WBAJC32030G938847/平成 29 年 4 月 19 日/1台

[523dツーリング]
・LDA-JM20/WBAJM720X0G638209/平成 29 年 4 月 28 日/1台

[X1 xDrive 18d]
・LDA-HT20/WBAHT920505J60645/平成 29 年 2 月 24 日/1台

[X3 xDrive 20d]
・LDA-WY20/WBAWY320800R55479/平成 29 年 6 月 2 日/1台

・LDA-TX20/WBATX32040LB20616 ~ WBATX320X0LB20619/平成 29 年 8 月 11 日 ~ 平成 29 年 8 月 12 日/2台

[MINIクーパーD]
・LDA-XN15/WMWXN320303C49616 ~ WMWXN320003C49752/平成 29 年 4 月 25 日 ~ 平成 29 年 6 月 14 日/112台

・LDA-XN15/WMWXN320902E74757 ~ WMWXN320402E74794/平成 29 年 4 月 27 日 ~ 平成 29 年 5 月 17 日/28台

[MINIクーパーD 5ドア]
・LDA-XT15/WMWXT320802G56696 ~ WMWXT320102G56989/平成 29 年 4 月 24 日 ~ 平成 29 年 6 月 6 日/221台

改善措置としては、全車両、排気ガス再循環装置(EGR)モジュールを対策品と交換するとのこと。
なお、当該モジュールに不具合がある場合は、インテークマニホールドを新品に交換するリコール作業を実施するとのことです。

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Reference:国土交通省①国土交通省②