元サーキットドライバーがスズキ新型ジムニーノマドで450kmガチ評価!S2000オーナーを唸らせた「スポーツカーに近い」コーナリングの正体と、意外な燃費性能

(続き)元サーキットドライバーから見たスズキ新型ジムニーノマドの印象は?

引き続き、ホンダS2000を2台所有する元サーキットドライバーの知人が、スズキ新型ジムニーノマドを走らせたらどのような印象を持つのでしょうか?

インプレッション内容及び感想をまとめていきましょう。

ジムニーノマドの総合インプレッション

続いて、ジムニーノマドの総合的なインプレッション内容をまとめていきましょう。

[良かった点]

●丸目とボクシーなスタイリングとの相性が良く、見た目もカワイイ

●話題の車ということもあって、意外と注目度が高かった

●ジムニー”あるある”なのかもしれないが、隣にジムニーシエラがわざわざトナラーしてきた(ちょっと複雑だった)

●ドア開閉時の剛性が意外と高く、チープさは感じられなかった

●ボクシーなスタイルなのに、80km/hぐらいまでの速度においては風切り音が気にならない(90km/h以上の速度を出すシーンが無かったため、それ以上の風切り音は確認できなかった)

●往復220km×2セットでの平均燃費は12.5km/Lと意外と悪くなかった


[気になった点]

▲5ドア&サイズアップしたことでパワーが非力に感じる。やはり排気量や馬力アップは必要と感じる

▲四輪駆動モデル特有だと思うが、センタートンネルを大きく確保しているからなのか左脚が窮屈に感じる

▲ハンドルを切るときたびに、右肘が内ドアのところに当たるのが地味にストレス

▲センターシフト奥に、充電用のUSBケーブルが設けられているため、どうしてもセンターシフトに絡まって邪魔になる

▲コンパクトなモデルといえど、もう少し燃料タンク容量は大きくしてほしかった

以上の通りとなります。

ちなみに、今回の往復220km×2セットでの長距離移動では、残念ながら無給油での走破できなかったため、2セット目の往路の途中で10L分だけ給油しています。


ボクシースタイル&丸目の組合せは、ジムニーの魅力を更に引き立てる

昔ながらのボクシーなスタイリングやデザインを踏襲しながらも、丸目タイプのLEDヘッドライトがキュートなところは、コアなジムニーファンだけでなく、新たなファンを作り出す魅力があるのかもしれません。

実際のところ、オフロードで走らせるわけでもなく、単純にオンロードでの走りと見た目重視のカスタムに特化した「ファッションジムニー」というカテゴリーが存在する程ですから、ある意味で4代目のJB64/JB74型にフルモデルチェンジしてからは、様々なユーザーに愛される一台へと進化。

「オフロード」と「ファッション」という、全く異なるカテゴリーでの悩み

ただその一方で、「ジムニーはオフロードで走らせてナンボ」というイメージから、公道で安心・安全に走らせるべき車というイメージも付いていて、加えて安全装備の標準化・義務化によって「本格的なオフロード向けジムニー」を楽しむことができなくなっているのも事実。

今回の知人のインプレッション内容をヒアリングしていて、「ジムニーの在るべき姿」を再確認する一方、時代の変化に伴い「変わらざるを得ない大人の事情」によって、徐々に変化していくジムニーも何だか寂しく感じてしまうところもあるんですよね。

私が所有する個体は、初期型(1型)になるため、フロントコーナーセンサーは搭載されておらず、予防安全装備Suzuki Safety Supportもデュアルカメラブレーキサポートにはなりますが、これが2型になるとフロントコーナーセンサーが装着され、更にデュアルセンサーブレーキサポートⅡにアップデートされ、より公道での安全性に特化したモデルへと進化します。

コアなジムニーファンからすると…

・余計なことしてカスタム/改造ができなくなるだろ

・ジムニーアタックができないジムニーなんて、ジムニじゃない

・フロントにコーナーセンサー付いたら、オフロードで攻めることなんてできない

と思う方も多いと思いますし、しかしアップデートしなければ販売できないといった問題も出てくるでしょうから、スズキもとても苦しい立ち位置にいるのではないかと思います。

1ページ目:ジムニーノマドの走行フィールは総じて評価も満足度も高め?

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