【これ覚えてる?】SNSにて話題になったインフィニティ(日産)V37スカイラインのエアコン温度問題→エアコン改善取組みの確約をするも、改善対策などの動きは見られないが?
SNSでの異常な拡散により、事の重大さに気付いた日産は、すぐにV37スカイラインオーナーに謝罪
もちろん、この話はこのままで終わるわけもなく、SNSで大々的に拡散されたことにより、どうやらインフィニティ(日産)V37スカイラインオーナーに対し、「日産関係者の方」や「株主」「日産サプライヤー」の方々からメッセージが来るなどで大事となり、最終的には日産お客様相談室から直々に「直接会って説明させて頂きたい」という電話があったそうです。
これにより、日産は正式に10度の温度差を”仕様”と断言してしまったことへの謝罪(モード設定に関する検証が足りなかったことが判明し、モード設定の問題により左右で10度差が生じていた)、並びにエアコン関係の改善に向けての取組みを確約しているとのことで、新たな設計図作りも行われたとのことで、一つ大きな進歩が見られたことは間違いなかったものの、どうやらこのオーナーの新たなブログでは、日産から以下の返答があったようです。
「昨年9月の説明で、新たに作るとお話した『ベント基準』は新型車のベント基準のことです。現行V37ではありません。」
つまり、インフィニティブランドとして販売されたV37スカイラインでは改善されないという驚きの結果で、「新たな設計図作りも行われている…」というのは、新型の話をされていたということに。
こればっかりは、Vスカイラインのオーナーさんもお気の毒に…と思った次第です。
今回一番の被害を受けているのは鹿児島の某日産ディーラー
ただ、これによって大きな誤解を受けて一方的に傷つけられてしまったのが鹿児島の某日産ディーラーで、これについては当ブログでも過去に独自に電話取材させていただき、今回の一件についてお話を聞かせて頂きました。
ディーラーとしては精いっぱいの対応をしていたにも関わらず、「ディーラー整備士の技術が低い(かなりマイルドに表現している)」などの誹謗中傷、そしてV37スカイラインのオーナーの文面にもディーラー整備に問題があるかのような内容があり、これによって某日産ディーラーは風評被害を受け複数のいたずら電話があったとのこと。
こういったところの説明がブログには無かったこと、自身の問題が解決すればそれでOKというスタンスを取られていることに非常に残念と思うばかり。
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V37スカイラインのエアコン問題は納得いきがたい結果で、案の定日産側も改善の取り組みも…?
そしてもう一つ気になっているのが、本来改善すべき被害を受けたV37スカイラインのエアコン問題ですが、日産/インフィニティの公式ホームページでは、案の定エアコンに関する改善対策が公開されていません。
V37スカイラインがビッグマイナーチェンジを果たし、Vモーショングリルを得て”NISSAN”エンブレムが貼付された新型V37スカイラインにアップグレードしてからは、特にエアコン問題に関する内容は取り上げられておらず、SNSでもこれといった話題には挙げられていないものの、やはり一度こうして大事になった以上はとても気になるところですね。