一体どこで眠ってたんだ?ホンダ製V型10気筒F1エンジンが競売に出品!何と最高出力830hp/17,900回転の超高回転型…マニアやコレクター間で入札争いも

ホンダ製F1エンジンは、過去にも競売や中古市場に出品されたことも

そしてホンダといえば、過去に無限(MUGEN)HONDA製のF1専用V10エンジンが販売されたこともありました。

これは「MF351H」と呼ばれる個体で、1990年代に無限ホンダが生み出した究極のV10エンジンであり、Race Cars Directでは日本円にして約130万円で販売されました。

実際にF1マシン用として活用されてかまでは明らかになっていませんが、この時期となると、V型10気筒エンジンではなくV型12気筒エンジンへと移行する重要な年でもありました。

高回転化による最高出力の向上を図るメーカーと、ルノーを代表する軽量且つコンパクトな中速度域の高トルク化を図るメーカーが激しく争った時代でもあったため、このエンジンが約130万円にて販売されたことはある意味貴重だと思います。


シビックタイプRの2リッター直4ターボエンジンのみが販売!

ちなみにこちらは、過去にオンラインサイトにて販売されたというホンダ・シビックタイプR(Honda Civic Type R)の直4ターボエンジン。

元々2017年にホンダが”エンジンのみ”を販売したものですが、想像以上に反響が大きかったそうで、2021年5月1日に追加で限定93セットのみ販売したとのこと。

購入方法としてはホンダのアメリカ法人であるアメリカンホンダが設立したHPD(ホンダ・パフォーマンス・ディベロップメント)承認となる以下のディーラーで販売されました。

◇United Speed Racing

◇Science of Speed

◇Mountune USA

◇4Piston Racing

投機目的や転売ヤーの販売は一切禁止!購入するには厳しい条件も

但し、このエンジンは誰でも購入できるわけではなく、Honda Racing Lineプログラムの正規会員に入っていることが絶対条件となっており、更にはホンダのレーシングカーを所有していることや、最低でも2度以上のレースに参加していて、何かしらの結果を持っていなければ購入することができないとのことハードルの高いエンジンということに。

そこまで来ると、シンプルにシビックタイプRを購入した方が安上がりなのでは?と思ったりもしますが、コアなモータースポーツカテゴリのホンダファンのためだけに作られた変態的なモデルといっても過言ではないと思います。

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Reference:CollectingCars