東京都・中央区にてベントレー・コンチネンタルとタクシーが正面衝突!コンチネンタルを運転していた60代女性「右折をやめて直進したらタクシーとぶつかった」

60代女性「右折レーンに入ったが右折をやめようとなり、直進して交差点に進入したら、タクシーとぶつかった」

ちなみにこちらが、事故後に回収されたベントレー・コンチネンタルのフロントバンパー。

オイル漏れなども無く、炎上するような事故にまで発展しなかったこと、そして死亡事故にまで発展するような事故でなかったことが不幸中の幸いですが…かなり痛々しい状態ですね。

なおコンチネンタルを運転していた60代女性によると、「右折レーンに入ったが、右折をやめようとなって、直進して交差点に進入したらタクシーとぶつかった」と説明。

60代女性は交通ルールを守れていなかっただけでなく、何が問題だったのかを理解していない?

今回の事故の瞬間や説明を聞く限りだと、何の躊躇もなく運転していたようにも感じられ、しかしどうしてタクシーと衝突してしまったのか?という根本的な原因は把握していなさそうなコメントに思えるのが正直なところ。

実際のところ、60代女性がどのような雰囲気で、どのような心境でこのように述べたのかは不明ですが(文字だけの情報だとわかりづらいため、そういった細かい心境なども報道してほしいところ)、もしも右折専用レーンから直進したことに対しての危機・問題意識がなく、交通ルールを理解していなかったのであれば非常に危険。

今回の事故を見る限り、通行区分違反だけでなく信号無視も含まれていると予想しますが、改めて思うのはタクシー側があまりにも気の毒であること。

自分自身が交通ルールを守っていても事故が無くなるわけではない

そして、「いかに自分自身が周りを見て交通ルールを守っていても、周りが交通ルールを守らなければ、事故はいつまでも無くなることはない」ということを再認識する事故であることがわかりますね。


まるでベントレーが悪者に見えるかのようなメディア・マスコミの報道にも違和感

なお、今回の事故でタクシーに乗っていた乗客2人とドライバーが軽傷であることに対し、ベントレー・コンチネンタルを運転していた60代女性は無傷だったそうですが、こういった事故後の状況説明においても、メディア・マスコミの映像演出に悪意と皮肉さがあるのも気になるところ。

なぜ今回の事故の報道で「新車の販売価格が2,000万円以上もする高級外車ベントレー」と報じる必要性があるのかは不明ですが、おそらくメディア・マスコミとしては「乗用車がタクシーと事故」と報じるだけでは”インパクトが無い”と判断したのかもしれませんし、「ベントレーが事故したから、高級外車で数千万もの価値がある車であることをフィーチャーすれば視聴者も食いつく」と判断したのかもしれません。

もちろん、ベントレー側からしたらブランドにキズを付けられるレベルの報道だと思いますが、今回の報道に限らず、「スポーツカー」「高級外車(ベンツ、BMW)」「スーパーカー」「ランボルギーニ、フェラーリ、マクラーレン、ポルシェ」といった具体的な固有名詞をつけるのも、視聴数を稼ぐための手法の一つ。

なぜかここ最近の目立つような事故報道は、そういったブランド名などを大々的に取り上げたり、「事故した」「あおり運転が起きた」という事実だけがメインになりつつあり、その後の事故した被害者の状況、加害者は今後どうなるのか?事故の過失割合はどうなるのか?そして現在の交通状況はどうなのか?など、視聴者が最も必要としている情報を後回しにしているようにも思えますし、改めて今のメディア・マスコミの報道の質はこれで正しいのか?を考えていかなければならないのではないか?と素人ながらに思ったりもします。

【ベントレーとタクシーが交差点で正面衝突…ドライブレコーダーが捉えた事故の瞬間】

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