ホンダの販売台数が落ちてるな…新型ステップワゴン/ヴェゼル/フィット/フリード全てにおいて前月比より台数減。一方でN-BOXはフルモデルチェンジ前といえど2万台に迫る勢い

ホンダは台数の出せる/出せないの差が極端になってきている

N-BOXも納期半年ほどだが、それでも1万台を超えるほどの余裕がある

実はホンダN-BOXも、2023年2月から部品不足などの絡みで納期が半年近くまで延びていて、受注制限もかけられている状況です。

おまけに同年6月には特別仕様車Custom STYLE+ BLACKが受注並びに生産終了、そして同年9月にはスタンダードモデルの受注並びに生産が終了する予定となっています。

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2023年秋冬頃には、ようやく3代目としてフルモデルチェンジ予定ですし、既に愛知県の公道でも開発車両がスパイショットされるほどですから、同年夏頃には新型に関する具体的な情報が展開され、アップデート内容と価格次第では更に売り上げを伸ばしていくのではないかと予想されます。

N-WGNやN-ONEの販売台数は伸びず

N-BOXの販売台数がどんどんと伸びていく一方で、ちょっと気になるのはN-WGNやN-ONEといったスライドドアを採用しない軽自動車たち。

先程のランキングを見てもお分かりの通り、N-BOXは天井知らずに伸びていくのに対し、N-WGNは先月比147台減、N-ONEに至ってはランキング圏外です。

単純に受注の勢いが落ち着いてしまったのか、それとも部品や半導体不足によるものなのかは不明ですが、納期としてはN-BOXとそこまで大きく変わらないため、もしかすると前者の方かもしれませんね。


長納期の要因に含まれないフリードも販売台数を落としている模様

続いて普通乗用車も見ていきますが、ホンダの売れ筋の一つであり、長納期の要因でもあるブラインドスポットインフォメーション[BSI]を搭載しないフリード(FREED)でも、こちらは前月比490台減と振るわず。

2022年8月に発売された競合モデルのフルモデルチェンジ版・トヨタ新型シエンタ(Toyota New Sienta)の存在もあるからなのか、フリードの販売台数が落ちているのも気になりますし、2023年2月度は(営業日数の少なさの関係で)更に台数を落とすことも考えられるかもしれませんね。

ステップワゴンはガソリンモデル並びに上位グレードが長期化

続いて新型ステップワゴン(New STEPWGN)ですが、こちらはグレードによってマルチビューカメラやブラインドスポットインフォメーション[BSI]が設定され、特に最上位グレードとなるSPADA PREMIUM LINEになると、両方の機能が標準装備されているため、必然的に部品不足の絡みで1年以上の長納期となっています。

これは前回のブログでもお伝えの通り、2023年2月上旬時点でステップワゴンで1年近くの長納期となっているため、今後のバックオーダー数と生産キャパ次第では受注一旦停止となる恐れも考えられます。

新型ヴェゼルは前月から販売台数が約半分に

そして今回の順位で最も深刻なのが新型ヴェゼル(New Vezel)。

2023年1月度の販売・登録台数は2,917台で、前月比2,037台減と約半分近くまで減っているのが確認できます。

こちらマルチビューカメラとブラインドスポットインフォメーション[BSI]の部品・半導体不足が深刻化しているため、一番人気のe:HEV Zは+6か月ほど納期が延期になるなど、販売店も納車待ちのユーザーも非常に苦しい日々が続いている状況です。

果たしてこの状況がいつまで続くのか、いつ納期遅れが解消されるのかはわからないものの、ホンダも対策としてBSIの供給元を変更する予定で、しかしその対策もいつ実施されるかもわからないとのことです。

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