フルモデルチェンジ版・トヨタ新型プリウス納車後”初”の高速道路インプレッション!「19インチタイヤでも28km/L以上の低燃費」「ドライバー登録とゲストの設定を共通に!」

(続き)トヨタ新型プリウスの高速道路でのリアルな燃費は?

そして多くの方が気になっているであろうトヨタ新型プリウスの実燃費。

トヨタオーナーズアプリ「MY TOYOTA+」にあるマイカーログから抽出した燃費データになりますが、上の画像の通り、約7割の高速道路(往復)走行でも23.7km/L~24.2km/Lと中々の低燃費。

[往復①(黄色枠)]

走行距離:75km

運転時間:1時間37分

平均速度:46.4km/h

平均燃費:23.7km/L


[往復②(赤色枠)]

走行距離:78km

運転時間:1時間45分

平均速度:44.6km/h

平均燃費:24.2km/L

ちなみにこのマイカーログですが、エンジンを停止して10分以上経過してからエンジンを始動しないと、前回の燃費記録も含めて平均値を算出するため、ホンダのドライブノートのようにエンジンを停止した時点で次の燃費記録へと移行するように改善してほしい所です。

下りメインの高速道路だと28.7km/Lとカタログ値以上!

先代プリウスの実燃費を知っている方からすると、「19インチタイヤを履かせているとはいえ、新型プリウスの燃費ってそんなに良くないの?」と思われる方も多いと思いますが、私が走らせている高速道路は、往路が上りメインで、復路が下りメインとなるため、往復を平均化すると23.7km/L~24.2km/Lとなるのは致し方ないところ。

下りメインの復路になると上の画像の通りで、高速道路+下道含めて39.6km走らせての区間平均燃費は28.7km/Lなので、十分カタログ燃費に近い数値だと思います。

しかもこの時期は、春に入る前の気温が低いときなので(道路に雪は全く無く、雨の日のウェットな路面という条件)、シートヒーターやエアコンを使ってこれだけの燃費をたたき出していますから、春~秋にかけては更に優れた燃費性能をたたき出してくれるのではないかと期待しています。

新型プリウス2.0L HEVのカタログ燃費は?

ちなみに新型プリウス2.0L HEVのカタログ燃費は以下の通りなので、先程の下りメインの高速道路+下道でWLTCモード平均燃費より優れていることがわかります。

WLTCモード平均燃費:[2WD]28.6km/L、[E-Four]26.7km/L

WLTC市街地モード燃費:[2WD]26.0km/L、[E-Four]23.4km/L

WLTC郊外モード燃費:[2WD]31.1km/L、[E-Four]29.3km/L

WLTC高速道路モード燃費:[2WD]28.2km/L、[E-Four]26.8km/L


新型プリウスが納車されたあとにチェックしておきたいポイント!

続いては、新型プリウスが納車されてからチェックしておきたい(注意してほしい)ポイントをお伝えしたいと思います。

これは新型プリウスに限らず、新世代ディスプレイオーディオを採用している新型ノア/ヴォクシーやシエンタ、クラウンクロスオーバー、カローラシリーズ、レクサス新型NX/RX/LX600などにも共通していえることなのですが、ディスプレイオーディオを起動したあと、上の画像の通り「ドライバーの登録」の画面が表示されるかと思います。

これはトヨタオーナーズアプリ「MY TOYOTA+」と連動するもので、いわゆるパソコンのユーザーログインと同じで「車両にオーナー専用の設定」を行うことが可能になります。

もちろん、そういった機能が面倒という方は「今は登録しない」にしておけば、常にドライバーがゲストの状態になりますが、ここで注意しておきたいのが「オーナーで登録した場合と未登録(ゲスト状態)で設定がデフォルトの状態になっている」ということ。

デフォルト時ドライブレコーダー設定はOFFになっている

何が言いたいのかというと、前回のブログでもお伝えしましたが、新型プリウスなどのメーカーオプション設定された内蔵型ドライブレコーダーは、製品出荷時に「OFF」になっているため、納車の際に「ON」に切り替える必要があるわけですが、その納車のときに「ドライバー登録」をしてからドライブレコーダーや音声録音をON設定したとします。

しかし、納車が終わってしばらく走らせ、再度エンジン始動して家族や別の方が運転してゲスト状態で走らせたとすると、上の画像の通りドライブレコーダーと音声録音はOFFのままになっています。

この点は本当に注意してほしいポイントなので、新型プリウス含め、メーカーオプションのドライブレコーダーが設定されている車両に関しては、オーナー登録していても、ゲスト状態であってもドライブレコーダーはON設定のままにすることをおススメします(万が一事故に巻き込まれた際、ドライブレコーダーが記録されていなかったら意味無いですからね…)。

ちなみにこのドライバー登録機能ですが、先程のドライブレコーダーだけでなく、シートポジションメモリーも同様で、ドライバー登録した状態でシートポジションメモリー設定しても、ゲスト状態で設定していなければメモリーされていないので注意。

もう少し細かいところだと、上の画像の液晶メーターにある赤矢印の車間距離設定も同様です。

便利だと思う一方で中々に面倒な機能ですが、今後のトヨタはこういったドライバー登録機能があること前提になるため、最初からドライバー登録せずにゲストのままにしておくのほ一つかもしれませんね。

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