フルモデルチェンジ版・ホンダ新型シビックタイプR(FL5)が納車されて9か月が経過!気が付けば7月21日でFL5が発表されて「1年」が経過するんだな

(続き)ホンダ新型シビックタイプR(FL5)が納車されて9か月経過してのインプレッション

引き続き、ホンダ新型シビックタイプR(FL5)が納車されて9か月経過してのインプレッション内容を見ていきましょう。

車幅がかなりワイドなので、縁石やコンビニなどの入り口に進入する際は注意が必要

走りや操作性という点では特に不満の感じないホンダ新型シビックタイプR(FL5)ですが、反対に不満に感じるのはボディサイズ。

本モデルの全幅は1,890mmとかなり大きく、先代メルセデスベンツAMG SL63の1,875mmよりも大きいので、シフト&クラッチ操作よりも、サイズ感で手こずる可能性が高いかもしれません。

特に街中などの狭い道幅や、スーパーやコンビニなどに進入する際、縁石間のクルマが出入りするようなところから進入することがあるかもしれませんが、低速時での最小回転半径は大きく、自分自身が思っている以上に小回りが利かないため、油断するとすぐにホイールをガリってしまう恐れもありますから注意が必要です。


シビックタイプR(FL5)の燃料タンク容量は僅か「47L」

続いて不満に思うのは、シビックタイプR(FL5)の燃料タンク容量。

本モデルは、FL1のガソリンモデル同様「47L」しかないため、仮に平均燃費が10km/Lだった場合、ガソリンカツカツまで走らせても470kmと少な目。

おそらくホンダとしては、燃料タンク容量を小さくすることで走りのパフォーマンスを向上させることに重きを置いているのだと考えられますが、一方で通勤やファミリーカーとして活用できるという側面もあるため、燃料タンク容量は最低でも「50L」は欲しいと感じている方もいらっしゃるのではないかと思ったり(私の勝手な推測で恐縮ですが…)。

高速道路メインの実燃費と、下道メインの実燃費は?

なお参考までに、高速道路メインでの走行だと平均燃費は「14km/L以上」で、無給油550km以上走行可能。

一方で、下道メインの走行だと平均燃費は「12.5km/L以上」で、無給油500km以上は走行可能でしたから、こうしてみるとスポーツカーのカテゴリの中でもかなり実用的であることがわかりますね。

正直、2022年~2023年に購入した車で「最も買って良かった車」だと思っている

最後はトータルの満足度ですが、これについては落ち着きあるデザインと内から秘めたる「圧倒的に速いスポーツカー」と思わせるスタイリング、サーキット志向の俊敏な走りと安心感、この時代だからこそ希少性の高いガソリンエンジン、そしてドイツ・ニュルブルクリンクサーキット・ノルドシュライフェではFF市販車最速記録を更新し、圧倒的なパフォーマンスを持ちながらも500万円未満で販売したホンダの心意気を見ても、私が2022年~2023年に購入してきた10台以上のクルマのなかではダントツ。

まさに「買って良かった」と思えるスポーツカーですし、この車は乗って走らせてこそ、その車の本当の良さがわかる一台なのだと思います。

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