ホンダ新型ZR-Vで久々に往復350kmのロングドライブ!「何かと話題のロングドライブ時の腰の痛みは?」「燃費は20km/L超え」「直進安定性は少し課題が残る」等

(続き)ホンダ新型ZR-Vでのロングドライブインプレッション!

引き続き、ホンダ新型ZR-Vでのロングドライブインプレッションをチェックしていきましょう。

ZR-Vの直進安定性やコーナリング性能は?

続いて高速道路や下道での直進安定性とコーナリング性能ですが、ホンダのお家芸ともいえるコーナリングや旋回性は安定していて、低~中速域であっても、ステアリングを切ったときのロール感も少ないので、走っている感覚としてはまさにベースとなっているシビックそのもの。

一方で直進安定性に関しては、タイヤが元々垂直ではなく内側から外側にかけて八の字に近い角度に設定されているからなのか、ある程度の高速域じゃないと外側に膨れる印象。

これはZR-Vに限らず、新型シビックe:HEV(New Civic, FL4)/シビックタイプR(New Civic Type R, FL5)、N-BOX、ステップワゴン(New STEPWGN)、ヴェゼル(New VEZEL)でも同様だったので、ホンダの特徴の一つなのかもしれません。

なお直進安定性の高さでいえば、競合モデルの日産の新型エクストレイルe-POWER(T33)が高かったと記憶しています。


往復 約350km走らせての腰やお尻の痛みは?

続いては、以前より何かと話題になっていた本革シートにて「長時間運転すると腰やお尻が痛くなる」という問題ですが、結論からいうと約350km走らせても特に腰やお尻が痛くなることはありませんでした。

ただ、背中&腰と背面とのフィット感をより向上させてくれるランバーサポートがあると、より快適なロングドライブができるのかも?という印象がありますが、そうすると更に車両コストがかかってしまい、ZR-Vの価格の安さという魅力が損なわれてしまう恐れがあるため、電動パワーシートに敢えてランバーサポートは設定しなかったのかもしれません(ぶっちゃけ無くても快適)。

ちなみに、シート形状が少しタイトだからなのか、助手席に乗っている細身の妻が仮眠をとるために仰向けになるレベルまでリクライニングした際、シート背面と背中に僅かなすき間が出来て、上半身が反るような姿勢になったとのことですが、これに関してはその人の姿勢や体型によって印象が大きく異なるため、あくまでも参考レベルの話として受け取ってもらえるとありがたいです(先程の腰の痛み云々の話も同様)。

先日、私がお世話になっているホンダディーラーにてZR-Vのシート形状について色々と話をしてみると、どうやらメーカーの方にも腰やお尻の痛みに関する報告が複数挙がっているそうです。

根本的に日本人の体系とシート形状がマッチしていないのかは不明ですが、ホンダディーラー曰く、特に中肉中背以上のふくよかな方からの問い合わせが多いとのことですが、これもあくまでも参考データの一部に過ぎないため、今後のホンダの進展や改善?に注目したいところです。

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